2024「わか杉のさと奨学金」奨学生 R.I.さんレポート
- 2025年9月10日
- 読了時間: 4分
高校生の長期留学を支援する制度がほとんどない秋田県において、国際教養大学(AIU)の学生たちが秋田県高校留学推進委員会を設立し、高校生の”挑戦したい”という気持ちを応援すべく、長期留学を全額助成で後押しする「わか杉のさと奨学金」。
2024年の奨学生でありカナダに留学していたR.I.さんの留学体験談を共有します。ぜひお楽しみください!
日本・秋田との違い
カナダは多文化主義の国であり、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が共存しています。学校では異なる国からの友達と交流し、それぞれの文化や伝統を学ぶことができました。例えば、友達からはカナダの感謝祭やハロウィンの習慣を教えてもらい、ホストファミリーと実際に参加することでその楽しさを体験しました。一方、秋田県は地域特有の伝統や文化が色濃く残っており、竿灯祭りや大曲の花火などの地元のお祭りや行事が大切にされています。このような地域単位での固有な文化はカナダにはない特徴です。カナダから学ぶべき点は、文化の多様性を受け入れ、異なるバックグラウンドを持つ人々との交流を深めることです。逆に、秋田県の地域文化をカナダに発信することで、独自の伝統や風習を広めることができると思います。そのため、前学期の終わりころに3つのクラスで日本についてのプレゼンテーションを行いました。秋田県のことについても触れ、自分が伝えたいことを伝えることが出来ました。次の学期末にはより秋田県についてたくさん発信していきたいと思っています。
次に言語の違いです。カナダでは英語とフランス語が公用語として使用されています。私もカナダに留学してから英語を使う機会が増え、コミュニケーション能力を当初より向上させることができました。英語を学ぶ中で、異なる文化や視点を持つ人々と交流する楽しさを実感しました。一方、日本では日本語が主な言語であり、英語は外国語として学ばれていますが、実際には日常生活で使う機会が限られています。秋田県でも英語教育は行われていますが、地域の特性を活かした国際交流イベントを増やすことができれば、より多くの人が外国語を学ぶ意欲を持つようになると思います。
最後に多様性についてです。カナダは移民の国であり、さまざまな人種や民族が共存しています。学校では、多文化教育が重視されており、異なる文化に対する理解を深める教育プログラムが充実しています。これに対して、日本、特に秋田県では、外国人に対する理解がまだまだ浅いと感じることがあります。私たちがもっとオープンになり、異文化交流を促進することが重要です。秋田県からは、地域の特産品や文化を紹介することで、外国人に秋田の魅力を伝えることができると思います。
このように、カナダと日本、特に秋田県は文化、言語、多様性などさまざまな面で異なります。カナダでの留学を通じて、私は多くのことを学びました。これからは、カナダで得た経験を活かしつつ、秋田県の文化や特性をプレゼンテーションなどを通じて発信していきたいと考えています。異なる文化を尊重し、理解し合うことで、より良い社会を築いていくことができると信じています。
現時点で達成できたこと・がんばりたいこと
私は今までの留学を通して、2つのことを達成しました。まず1つ目は、1年間の留学で5つの部活動に参加できたことです。私が入った部活動は、バスケットボール、バレーボール、水泳、バドミントン、ソフトボールの5つです。ソフトボール以外は体育の授業でしか経験がなかったので、初心者として挑戦しました。部活動に積極的に参加した理由は、学年を超えてたくさんの友達を作りたいと思ったからです。また、スポーツは英語があまり話せない私にとって、友達とつながるための素晴らしい手段でした。
2つ目は、日本食についてのイベントを開催したことです。学校では、他国のバックグラウンドを持つ学生がその土地の食文化を紹介するイベントを今年初めて始めました。どのように会場を設営し、どんな日本食を試食してもらい、日本の文化を理解してもらうかを考え、ほぼ完璧に準備することは本当に難しかったです。
一方、達成できなかったことは、地域のイベントにボランティアで参加することです。ボランティアの情報はあったものの、毎回送迎が必要だったり、家から遠かったりして、積極的に参加できませんでした。しかし、地域イベントのボランティアができなくても、学校で開催されるバレーボールのトーナメントや新入生向けの学校公開など、さまざまなイベントにはボランティアとして参加しました。この経験から、地域のイベントに参加できなくても、どのようにボランティアの機会を見つけ、自分なりに考えて工夫しながら参加することの重要性に気づきました。
(写真、文:2025年カナダ派遣生 R.I.さん)
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