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【高校生交換留学体験談】Y・Sさん(アイルランド派遣)

  • 執筆者の写真: EIL Japan
    EIL Japan
  • 6月24日
  • 読了時間: 5分

 2024年の夏から、EIL高校生交換留学アイルランド派遣プログラムに参加していたY・Sさん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくださいました。


 アイルランドの祝日やホストスクールでのイベントなど留学生活で体験したことを書いてくださいました。ぜひお楽しみください!

 アイルランドでの生活も残り数日となりました。初めの頃はまだまだ帰国まで時間があるからたくさん楽しもうとか言っていたにも関わらず、最後の2・3ヶ月は時間が飛ぶように過ぎてしまい、もうすぐ帰国するという現実が見られていません。

 年が明けてすぐ、巨大なストームの影響で、留学生活2回目となる停電と断水が3~4日続く大変なスタートとなりました。その後もアイルランド特有のどんよりとした天気が毎日続き、気持ちが沈みがちになることもありました。それでも、アイルランド最大の祝日であるSt. Patrick's Dayを現地で体験することができたりなど楽しい思い出もたくさんできました。

 

St. Patrick's day

 アイルランドで迎えたSt. Patrick's Dayは本当に楽しくて忘れられない1日になりました。この日はアイルランドの大きな祝日で、アイルランド中が緑色に染まりお祭りのような雰囲気になります。私達も緑の洋服に身を包み、ワクワクしながら地元のパレードに留学生枠として参加しました。沿道の人たちが手を振っていたり、ニコニコ見てくれて、とても楽しかったです。しかも賞までいただけてびっくりしました。

 午後はファミリーが少し大きな街に連れて行ってくれることになり、少し大きなパレードを見ました。パイプバンドの演奏やカラフルな可愛い衣装がとても印象的で、長い間見ていても飽きませんでした。

 夜は友達と地元のパブで夜まで色々な話をし、とても温かい時間を過ごしました。

 


文化交流

 先日、学校でInternational Celebrationという時間がありました。私の学校には、ドイツ、イタリア、日本、ウクライナの生徒がいるので、みんなその国の料理を作って持ち寄ったり、ポスターなどを掲示しました。日本はお好み焼きと、日本から持ってきたお菓子やけん玉などのおもちゃ、墨で描いた掛け軸の展示、1番人気があったのは浴衣体験でした。男女問わずたくさんの人が着たいと言ってくれて、着付けた後には写真を撮ったり、浴衣で色々な人に自慢しに校内を歩き回ったり、みんなが楽しんでくれてとても嬉しかったです。

 ヒストリーのクラスの壁に日本の絵を描いてほしいと先生にお願いされ、授業の合間を縫い、部屋の一角に大きな“富嶽三十六景”を描きました。さらに、その一角を憩いの場のようなものにしたいとのことで、他の留学生とも協力して日本のものだけでなく、さまざまなものを壁に描きました。学校が終わる前に完全には完成しませんでしたが、先生が完成したら写真を送ってくれるとのことなので楽しみにしています。

 学校内だけでの文化交流だけでなく、職業体験の一環で地元の幼稚園に1週間ボランティアで働きました。お箸や、こま、ステッカーや、折り紙などを子供たちに紹介し、初めて見るものに興味津々なみんなは遊び出したら熱中していてとても可愛かったです。

 

ノルウェー旅行

 オーケストラで仲良くなったノルウェー出身の友達が、イースターホリデーにノルウェーに帰ることになり、その子のご両親が“遊びにおいで”と招待してくれました。そして2週間ノルウェーに滞在し現地の生活に触れることができました。

 ノルウェーの空港に着き、まさかのロストバゲージというハプニングもありましたが、無事にお迎えに来てくれた友達のご家族と合流することができました。滞在中は、ノルウェーの伝統衣装 “Bunad” を着させてもらったり、フィヨルドを見るために登山をしたり、友達の友達家族と一緒に少し遠くの動物園まで出かけたりと、毎日が新しい体験の連続でした。友達の家族だけでなく、たくさんの人たちがとても親切にしてくれて、本当にあたたかく迎えてもらいました。

 さらに、離島にあるサマーハウスにも招待していただけ、4日ほど滞在しました。イースター休暇だったこともあって、親戚の方々も島に集まっていてとてもにぎやかでした。おじさんにボートで釣りに連れて行ってもらったり、親戚のみなさんとお茶をしたり、島を散策したり、子どもたちと遊んだりと、ノルウェー語は全くわかりませんが、それでも温かく迎えてもらい、小さい頃から憧れていた北欧に滞在できただけでなく、普通の旅行では行けないような場所にまで招待していただき本当に夢のような時間でした。

 私たちもその友達を日本に招待したので、帰国後に2週間ほど一緒に観光する予定です


 

離島でのキャンプ

 地域の留学生とともに “Clare island” に1泊2日でキャンプに行きました。ビーチでのんびりしたり、サンセットを見るために2時間歩いたり、短い時間でしたが、たくさんの思い出ができ楽しかったです。

 

 最後の休日にホストファミリーから“Claddagh Ring”というアイルアンドの伝統工芸品の指輪と家族の証のネックレスをプレゼントしていただきました。大好きな第2の家族と一度お別れするのは本当に寂しいですが、またいつか会える日までに、少しでも恩返しができたらなと思っています



(写真、文:2024年度アイルランド派遣生 Y・S

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