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【高校生交換留学体験談】東畑愛恵さん(カナダ派遣)

 2022年9月からEIL高校生交換留学カナダ(学区指定)派遣プログラムに参加していた東畑愛恵さん。今回、EILの奨学金制度である「EIL留学報奨制度」として体験談をかいてくれました。


 長期留学もあっという間に終了し、7月に無事に帰国しました!帰国後にご自身の留学を振り返っての経験談を書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 

 

 

初!1人での海外生活

 私はカナダの学校が始まる一か月前の8月に日本を出発し 1か月間他の日本人留学生と一緒に事前研修をしました。韓国系のご家庭にこの一か月間ホームステイし、韓国語を英語より聞くことになるとは予想していませんでした!


 私は現地に来る前までは緊張していませんでしたが、実際に全く違う町、人、生活スタイルで赤の他人と一緒に過ごしていくととても困惑しました。家族や友人でもなければ客人でもない。この微妙な立ち位置に慣れず、お皿洗いや料理などの手伝いを積極的にやりました。一方のホストファミリーは私が手伝いをするとやらなくていいよ!と私をソファーに座らせます。すっかり自分が暇なとき何をやっていたか忘れずっとそわそわしていました。



 最初の写真はその緊張した様子のまま自分の部屋と一緒に撮った写真です。肩も顔もがちがちです。

こんな状態の私に親身になって接してくださったこの家族が私は大好きで、離れてからもクリスマスカードを送るなどしていました!

 

 次の写真は友達と町に行き、勇気を出してアサイボールというおしゃれな食べ物を売っているお店に行き、注文して商品を受け取れた後に撮った写真です。



 お互いに励ましながら初めて英語で注文し、お金を払うことが出来ました!店員さんはとてもやさしく丁寧で、勇気を出して本当に良かったと思いました。この時、小さな一歩が自信につながり、異国の地で心が折れずに生きていけるのだ、と実感し留学中ずっと意識していました。



いよいよ10か月の留学スタート!

 私のホストファミリーは3人のキッズとホストマザーとファザーの5人家族でした。8月とは違い、最初は戸惑ったものの、適度にお手伝いをしつつも自分の時間を確保していました。一番苦労したのはホストシスターとの関係です。よくベビーシッターを頼まれたり、自分から遊び相手になったりとしていたのですが、子供との接し方と自分の英語力に自信がなく遊び終わった後に泣いてしまう事もありました。でも少しずつ寄り添い一緒に過ごしていくうちに信頼関係を築き、最後にはお互いに冗談を言い合う関係になることが出来ました!

 



 お手伝いの内容としては主にご飯後の掃除、月に1回夜ご飯を作る、部屋の掃除などです。ホストマザーは子育てと仕事にとても忙しかったので、なるべく自分の事は自分でし、積極的にお手伝いをしました。たまに上手くいかない時もあったのですが、結果的に子育ての大変さを経験したと同時に、状況に合った効果的なお手伝いをする判断力が付き、自立した人間になることが出来ました。一方で、全て一人ですることは出来ない、という事も学び、お手伝いか ら学んだことは現在の日々の生活にも影響を与えて います。



友達はやっぱりすごかった!


 私は比較的すぐに友達を作ることが出来ました。一人友達が出来て、その友達も友達になってどんどん増えていきました。彼女達とはいくつか同じクラスを取っていたので一緒に座り、聞き取れなかったことを聞いていました。

 

 お昼を一緒に食べたり、遊びに行ったりし仲良くなろうと毎日頑張りました。何を話しているのか全く分からなかった時もありましたが、そこでくじけず会話になんとしてでも参加し続けました。彼女達からは英語だけでなくカナダ人らしい余暇の過ごし方も学ぶことができました。


 日頃の感謝を日本のお菓子や文房具を通して伝え、日本の魅力を感じてもらいつつ、自分から話題を展開するという事を何度も行っていました。例えば日本語の歌の歌詞を英訳したり、アニメについて意見を言ったりしていました!



 最初は現地の子と仲良くなるのに必死で他の留学生の子たちとあまり話していませんでした。しかしいくつかのイベントに一緒に参加し、自分から話しかけるのは怖いなと思う気持ちを隠し話しかけに行きました。学校でも話よく話すようになり、すぐに仲良くなるなることが出来ました!実際何度もお互いの家に行ったり、一緒に寿司を作ったりしました。帰国一週間前には他校の留学生も含めて全員でコテージに泊り、一日中話して遊び、最後の時間を最高に楽しいものにすることが出来ました。その分別れるのは本当に辛かったです。彼らと一緒に過ごした時間が現地の子と過ごした時間と同じぐらいあったからこそ、留学生活を2倍充実したものにすることができたと思います!!





遊びやスポーツは成長につながる!

 私の学校は季節ごとに出来るスポーツが変わりました。



 例えば冬はスキーやカーリングなどのウィンタースポーツやバレーボールができ、夏はサッカーや陸上などが出来ました。何かカナダらしいスポーツをしてみたい、と思いカーリングをやってみたところ、大好きになりました!


 学校のカーリングクラブ以外にも地域のカーリングのチームに入り週に2回、 11月から3月まで続けていました。4月にはオタワへ行き、男子カーリング世界大会を4回観戦しました。年度末にはカーリングの成長が凄かったで賞をいただき、とても嬉しかったです!カーリングのおかげで大変だった時も乗り越えることが出来、交流する人の幅が劇的に増えました!スポーツをすることで友達が増え、そして充実した日々を送ることが出来ます。スポーツの凄さを実感した一年でした!

 


 スポーツ以外にも遊びに行くことで友達との仲を深めることが出来ます。送迎などの原因で行けない日もあったのですがなるべく行くようにしていました。学校の時間だけでは相手を知るのには足りないので時間を気にせず一緒にいられる時間はとても貴重でした。留学団体が留学生向けにいくつもイベントを企画してくださり、そこに参加するだけで普段学校ではあまり話していなかった他の留学生とも仲良くなることが出来ました。


 現地の子とは映画を観に行ったり、一緒にボランティアをやったりするなどその地域だからこそ出来る事をして遊んでいました。町の規模はそこまで大きくはないのですが、彼女たちは今まで気づかなかったお店に連れて行ってくれ、毎回新鮮でした。私はカナダのアクティブで自ら楽しさを見つけていく遊ぶスタイルがとても好きです!



勉強も大事

 私の学校は2学期制で1年間の間に最大で8科目しか取れませんでした。この8科目で最大限にカナダでしか学べないことを学ぶために、授業を吟味しほとんど希望通りの授業を履修することが出来ました。


 4科目中3科目はアカデミックな座学(理科や社会、数学など)を取り、残り1科目は実技重視の授業(演劇とクッキング)を取りました。座学は個人単位で取り組む課題が多く、読んで書くのが主であったのに対し、実技重視の授業はグループワークが多く、クラスメイトと話す機会が多かったです。またどの授業でも積極性が求められたので絶対に1回はどの授業でも発言する、と決めて毎回授業を受けていました。発言するためには復習を毎日しなくてはいけません。楽ではありませんでしたが、発言できなかった時の悔しさの方が辛かったので毎日必死に食らいついていました。

 

 宿題については自分の英語力と人間性の成長のために期日を延長することをお願いする事は1回もしませんでした。日本の学校と同様に量は多いかもしれませんがその分たっぷり時間をくれるので、英語力の低さを理由に宿題をしっかりやらないのは違う、といつも自分のやる気を高めていました。最終的に両学期とも全ての科目で好成績を取ることが出来ました。成績書のなかに先生からのコメントがあり、その中でほとんどの先生から褒めて頂き、最後まで諦めず頑張って本当に良かったと心から思いました。勉強を無下にせず、授業と宿題、そしてテストをしっかりやり遂げる事が目標の1個だったので、達成でき自信を持てるようになりました。




最後に。


交換留学では語学力の向上に役立つだけでなく、他国の文化も体験できます。

インターネット上だけでは分からなかった事を日々目の当たりにし、それを吸収していきます。意識していなくても意識していても一年後には誰の目にもわかる程成長しています。帰国後出会ったほとんどの人に言われた私が保証します!留学は勇気がいることかもしれませんが行く価値がありました。現在私は国際的に働ける人間になれるよう、さらなる英語力向上を目指し、日々頑張っています。留学に限らず何か大きなことに挑戦しようとしている人は私と一緒に頑張りましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!


(写真、文:2022年カナダ派遣生 東畑愛恵)



 

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