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【高校生交換留学体験談】S・Iさん(ベルギー派遣)

  • 執筆者の写真: EIL Japan
    EIL Japan
  • 5月22日
  • 読了時間: 4分

 2024年の8月から、EIL高校生交換留学ベルギー派遣プログラムに参加しているS・Iさん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくださいました。


 派遣先、ホストファミリー、ホストスクールの様子など留学生活で感じたことを書いてくださいました。ぜひお楽しみください!

 Bonjour ! こんにちは。2024年、ベルギーフランス語圏派遣中のS・Iです。ベルギーといえばチョコ、ワッフルなど、美味しい食べ物の様子が思い浮かびますが、他にはこれといったイメージがないかもしれません。そこでここでは私が8ヶ月、現地で過ごして学んだベルギーについて紹介していきます。


派遣先

 私はBastogneというベルギーの右下あたりのルクセンブルクとの国境に近い場所にホームステイしています。この街は第二次世界大戦の激戦地として有名であり、それに関する博物館があったり、12月にはweek-end de Nuts (Nutsとはドイツ軍に対して黙れという隠語)という勝利と解放を祝うお祭りがあったりします。私もそのお祭りに参加して、アメリカ人がいたり、ドイツ人がいたり、いろいろな言語が聞こえて国際性を感じました。


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ホストファミリー

 私はホストマザー、ホストファザー、ホストブラザー2人、カナダ人の留学生(1月から3月の3ヶ月間)とBastogneの中心から歩いて10-15分ほどの場所で過ごしています。初めは言語もあやふやで10歳と7歳の元気で勢いのあるホストブラザーにも押され、中々自分から話すことは難しかったですが、だんだん会話を理解するにつれて、今ではほとんど会話には困らないほどのフランス語力がついたと思います。本当に自分から話すことは大切だと感じました。少しでも疑問になったことがあったりしたら現地の言葉で何て言うのかが分からなくても声を出してみることが大切だと思います。

 平日の放課後にはホストブラザーと遊んだり、ホストマザーと夕食を作ったりして充実した生活を送っています。ベルギーでは1日2回サンドウィッチなどの軽い食事をし、1回温かい食事をという文化があります。また、食後にはデザートを食べることが多いです。休日はホストファミリーの家族の集まりに出かけたり、運動好きなホストファミリーと一緒に大自然の中で散歩をしたりします。ベルギーは自然が豊かで森の中を散歩している途中に目の前を鹿が走り去るのを見て日本との違いに驚きました。

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ホストスクール

 私はInsutitut Notre-Dame Séminaireという学校に通っています。ベルギーの学校は月曜から金曜まであり、水曜日は午前中で終わります。また、年に4回の2週間のバカンス、さらに夏の大きな休みがあります。私の学校では生徒1人1人が1つのオプションを選び、そのオプションにそって他の数学などの通常科目のコマ数が変わります。基本的にいつも同じクラスメイトと1年間同じ授業を受けます。私は理科が好きだったのでバイオテクノロジーのコースを選び、週の2分の1程度が理科の授業になっています。先生が欠席だったり、ストライキでいないということは稀ではなく、生徒は家に帰ったり、自習室に行ったりします。お昼には外出することができるので外で友達とご飯を食べたりします。

 ベルギーにはアフリカからなどの移民が多く、同じフランス語話者でも人それぞれ、アクセントは違います。このことが自分のアクセントに恥ずかしさを感じなくなった理由だと思います。また、私はルクセンブルクの国境近くに住んでいることもあり、毎朝国境を越えてこの学校に通ってくる人も稀ではありません。フランス語を話せない生徒は一定数おり、その生徒に向けてのフランス語の授業もあります。この点では、自分は言語を学び安い環境にいるのかなと感じます。


課外活動

 ベルギーには日本の部活のような学校でのアクティビティはないため、私は習い事としてサックスのコースに通っています。初めは週に2回、そのコースに通っていただけだったのですが、街のオーケストラの存在を知り、12月の終わり頃からそれにも参加するようになりました。オーケストラには87歳のおじいちゃんから私のような中高生までいて、みんな音楽が好きで温かい人たちの集まりです。街のカーニバルでは大通りを演奏しながら行進したりして、楽しい思い出を作ることができました。


残り少ない2ヶ月間、後悔しないよう楽しんで成長して帰ってきます!



(写真、文:2024年度ベルギー派遣生 S・I

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