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【高校生交換留学体験談】E・Yさん(カナダ派遣)

  • 執筆者の写真: EIL Japan
    EIL Japan
  • 5月1日
  • 読了時間: 7分

 2024年の8月から、EIL高校生交換留学カナダ派遣プログラムに参加していたE・Yさん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくださいました。


 語学研修、ホストファミリー、ホストスクールの様子など留学生活で感じたことを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 カナダでの留学生活ももう6ヶ月が過ぎようとしていて帰国が近づいていました。カナダに来てからは文化の違いや、多くの障壁に悩まされながらも、この留学の体験を通して日本では決して経験できていなかった貴重な体験や、気づき、学びを得ました。そんな僕の出国してから現在までの留学体験を簡単に紹介させていただきます。

 

語学研修

 カナダへの派遣生は僕を含めて12人で、8月6日から27日までの3週間と、3日間のトロント研修がありました。3週間の研修では語学学校に通っていました。ですが僕たちのクラスは他の国からの留学生などはいなく、僕たち12人とカナダ人の先生だけという形でした。毎日教室で英語の勉強をしたり外に出て遊んだりととても充実していました。現地のホストファミリーはホストマザーと僕の2人暮らしでした。家には僕とマザーしかいなかったこともあり、必然的に僕とマザーの会話が増えて、とてもいい関係を築くことができました。


 語学学校は毎朝8時半から昼の2時半くらいまでありました。放課後にはみんなで公園に遊びに行ったり、ショッピングモールに行って買い物や映画を見たりもしました。また休みの日にはマザーと一緒に教会に行って話を聞いたり、オンタリオ湖に行って友達と遊んだり、CNEというトロントにある遊園地のような場所にも行ったりしました。3日間のトロント研修ではオーストラリアやイタリアなどのたくさんの他の国からの留学生たちがいました。そこでは、ナイアガラの滝に行ったりトロントの街を探索したりしました。この3日間で他の国からの留学生たちと自分の英語力の差が目に見えてわかり、自分はこのままではいけないと痛感させられました。しかしこの3日間の研修で、デンマークからの留学生ととても仲良くなり、この留学が終わったらデンマークに行って一緒に遊ぶ予定を立てたくらい仲良くなった友達もいて、自分にとってとても濃い3日間そして3週間になりました



ホストファミリー

 僕の今のホストファミリーはカナダ人のホストマザーと8歳のお孫さんの2人家族です。オンタリオ州にあるサーニアという小さな街に住んでいます。2人ともとてもフレンドリーで優しく、まだ英語もおぼつかなかった僕を快く受け入れてくれました。ぼくはカナダに来て1ヶ月目の時にホストファミリーを1回チェンジした経験があり、うまくやっていけるかとても心配でしたが快く受け入れてくれてとても感謝しています

 マザーはとても日本食に興味を持ってくれて、いつもいろいろな日本食や、美味しいフードを作ってくれます。またホストシスターは元気がよく、僕が少し落ち込んでいる時も元気づけてくれます。また、犬も飼っていてよく犬と一緒に遊んだりもしています。

 週末には近くのショッピングモールに行ったり、湖にスケートに行ったり、とてもアクティブな家族で運動が好きな僕ととても相性が良かったと思います。いつも僕のことを気遣ってくださり、スケートなどいろいろ日本では経験できないような体験をさせてくれて、とても感謝しています。

 正直、最初このファミリーの時に来た時は前のホストファミリーとのことや、語学力の問題もあり、少し馴染めずにいましたが2ヶ月をすぎた頃には徐々に会話も増えて距離が縮まっていきました。特にホストマザーは英語でうまく表現できていない時にちゃんと間違えを教えてくれたり、自分の伝えたいことをいつも聞いてくれて、今ではなんでも相談できるような関係になり、現地で1番心を休めれる場所になりました。2人に会えたことにとても感謝していて、2人がファミリーでとても良かったと今は思っています。

 



ホストスクール

 学校は家からシティーバスを使って30分ほどの場所にあり、サーニアの中ではかなり大きい1000人規模の学校です。

 今は友達にも恵まれてこれといった悩みなどはありませんが、最初の3ヶ月間はすごく大変でした。やはり、最初の3ヶ月は自分の英語力不足に悩まされることが多かったです。自分は特にスピーキングが苦手で相手の言っていることはわかるのにうまく答えられないという状況が続きました。また理科や数学といった専門的な単語が多く出てくる教科の授業も理解できないことが多くてとてもついて行くのが大変でした。そんな中友達を作るなど容易にできるわけもなく、少し挨拶する程度の人が数人しかいない状況でした。このままでは留学に来た意味がないと思い、どうにかしなければと、英語の勉強を1日中がんばりました。そして各教科の先生方にも話し合い翻訳の使用の許可もお願いしました。それらのこともあって、少しずつ授業がわかるようになり、今ではほとんどの授業を理解することができるようになりました。

 友達に関しては、僕は最初のセメスターで体育をとっていたこともあり、体育で友達作りを頑張っていました。そんな中現地の子が僕をランチに誘ってくれたこともありその子たちと仲良くなることができました。しかし、やはり他のクラスではあまり馴染めずにいました。そこで僕は片っ端から仲良くなれそうな子を探して話しかけました。また英語がまだまだなので言葉だけではなく、ジェスチャーなどを使いながらコミニュケーションをしました。その結果たくさんではないけれど何人か友達に恵まれて楽しい日々を過ごすことができています



放課後や休日

 火曜日と木曜日の放課後に僕はジムで友達とバドミントンをやっています。はじめは、友達に誘われてなんとなくでやっていたけど、だんだん楽しくなって、今ではバドミントンのトライアウトを受けてバドミントンクラブに入ろうとしています。また、学校は2時半に終わるのでその後は友達とショッピングに行ったり1人で勉強をしたりしています。休日には、友達とアーチェリーに行ったり、スケートに行ったりと外で遊ぶことが多いです。他にもホストファミリーがいろいろな場所に連れて行ってくれたりします。ロンドンという、サーニアから1時間ほどで着く少し大きい街にアジアンスーパーがあるのでそこに行っていろいろな食材を買ったり、モールに行ってお買い物したりといろんな場所に連れて行ってくれます。

 特に、印象に残っているのは、秋に行ったりんご狩りです。僕は今までりんご狩りをしたことがなかったのでとても新鮮に感じました。また、りんご狩りの場所に地域の音楽家が来てヴァイオリンを演奏して、みんながダンスしたりしていたのが日本ではあまり見られない光景だなと思いとても印象に残っています。



最後に

 正直、留学に来てからは楽しいことより少し辛いことの方が多いと思います。しかしそんな日々の中、多くのことを学び、体験することができました。留学生活ももう残り4ヶ月という今、焦る気持ちと共に、留学に来てから自分が変わったなと実感しています。英語力は勿論、コミュニケーション能力や問題対応力、精神面などいろいろなところが成長したと感じます。特に努力することが増えたと感じています。毎日試行錯誤し、新しい気づきや挑戦をすることで、新しい自分の強みになったと思います。

 残り4ヶ月というこの限られた時間を後悔なく帰国できるようにこれからも努力を続けて、全力で過ごしていこうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。


(写真、文:2024年度カナダ派遣生 E・Y

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