【高校生交換留学体験談】松浦わ子さん(台湾派遣)
- EIL Japan
- 1月16日
- 読了時間: 5分
更新日:1月17日
2023年夏よりEIL高校生交換留学台湾派遣プログラムに参加していた松浦わ子さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくれました。
帰国して半年が経ち、ご自身の1年間の留学生活を振り返ったレポートをシェアいただきました。ぜひお楽しみください!
2023年台湾派遣の松浦わ子と申します。私は2023年8月末から2024年7月1日まで、台湾の高雄という都市に約10ヶ月滞在しておりました。この宝物のような1年間と、成長できたことを皆さんにお伝えできれば良いなと思います‼︎
留学を決めた理由
まず私が留学に行こうと決めた理由をお伝えします。私はコロナ禍での生活で、自分を表現する機会が減ってしまい、自分を表現することが苦手になってしまったのでそんな自分を変えたいと思ったことがきっかけです。そして、私は高校で学ぶ英語が大の苦手で、言語を学ぶことに苦手意識を持っていたので、自分の言語を学ぶ力の可能性を知りたいと思い一から学べる言語を選びたくて、中国語を勉強することにしました。
ホストファミリー
次に私のホストファミリーはホストマザーとホストシスターが2人いましたが2人とも20歳を超えて家族を持っていたのでたまにしか帰ってこず、ホストマザーとの2人でした。ホストマザーはとても優しく、日本企業で勤めている方なので日本語が少し話せて、初めの1ヶ月はほぼ日本語で、3ヶ月経った頃からは日本語6割半年経った頃には全て中国語で話していました。私の中国語が1年でここまで上達したのはホストマザーが仕事もあるのにわたしとの時間を大切にしてくれとても熱心に中国語を教えてくれたことがとても大きく本当に感謝しています‼︎そして、ホストマザーとは学校であったことや友達の話など沢山話していてホストマザーであり友達のような存在です‼︎そして隣のお家に2歳上のメキシコ人の留学生がいたのでその子といつも一緒にいて、現地の学校や語学学校にいっていました。
学校
私は、中国語を全く話せない状態で行ったので初めの半年は、語学学校と、現地の学校の両方に通っていました。語学学校ではメキシコやアメリカ、ベトナム人が多く、ほとんどが20歳以上で最高では80歳の方なども新しい挑戦をしたいと一から中国語を学ぼうとしていて本当に勇気をもらいました。私がホームシックや、他の留学生が頑張っている話を聞いて自分と比較して1人で泣いている時そのおじいさんが「あなたは15歳で1人で海外へ行く決心をし、頑張っているだけで完璧だよ」と言ってくれて、私が泣き止むまでずっと横にいてくれたのがとても心の支えになりました。
そして大変だった語学学校の生活も終わり、5ヶ月たった頃には現地の学校の友達とも翻訳機なしでも普通に話せるようになりました‼︎そして、現地の学校の授業はほぼ日本と変わらずクラスごとにクラスのみんなで受けるスタイルでした。語学学校と両立している時はほとんど授業についていけずただ席に座っているだけで授業が終わった後友達や先生に質問しながらなんとかついていっていました。宿題が大変すぎて毎日2時間程度現地の学校の宿題をし、1時間程度で語学学校の宿題をしていて、初めの2ヶ月ぐらいは毎日泣きながらやっていました。しかしそのおかげで中国語が上達できたと思っています。
そして、1番印象に残っているのは現地の学校では自分のクラスを持てるようになったことです‼︎私は週4時間日本語を生徒に教えていました。自己紹介や日常会話を中国語で教え、皆が真剣に聞いてくれていたのでとても嬉しかったし、学校ですれ違った時には「おはよう」や「こんにちは」などなはなしかけてくれる人もいて、友達が日本語で「わ子凄く中国語上手くなったね」と言ってくれたので今までの努力が報われたような気がしてとても嬉しくなりました。この友達がかけてくれた言葉は今でも思い出すと嬉しすぎて泣きそうになります。そして学校以外では友達のお家に泊まりに行ったり、休日には友達と遊びに行ったり美味しいものを食べたりと、楽しい学校生活を送ることができました。
食文化
そして台湾の文化としてあまりお家でご飯を作らないという文化があったためほぼ毎日ホストマザーやメキシコ人の留学生と夜市やお店に行って朝ごはん、夜ご飯を食べていました!私は夜市でよく炸鸡排(じーぱい)という鳥の揚げたものや、地瓜球(さつまいもをあげた丸いスナックのようなもの)を食べていました♪そして毎食外はお腹が疲れてしまうので週1.2程度私がお粥や、お味噌汁などの日本食を振る舞っていました。お昼ご飯は給食が学校で出されていたので、友達と食べていました。
日本に帰ってから
日本に帰って2ヶ月経った頃ホストマザーが、日本に来てくれて私が住んでいる大分に来てくれたので、お家に招待し、みんなで食卓を囲んで楽しい時間を過ごしました。四国を一周し温泉に行ったり船に乗って綺麗な景色を見たり、私が好きな場所に一緒に行って美味しい日本食を食べとても楽しかったです‼︎
そして、今度私の妹と母と一緒に台湾に行くので私が過ごした台湾の思い出の場所や、大好きな台湾料理を沢山紹介したいと思います♪
最後に、私の留学生活は決して楽しいことばかりでなく辛いことも沢山あり、涙することも多かったけどその分強くなれたし、自分に自信を持てるようになりました‼︎
留学を通して私が思ったことは、留学に行く前の私は人と違うところに注目してしまいがちで、その周りとの違いが違和感となり意識してなくても遠ざけてしまいがちでしたが、人と違うことは当たり前でありそれこそがその人の個性であり価値観で「自分らしさ」や「長所」になり、人それぞれで違いがあるからこそ人と関わることは面白いんだということに気づきました。海外の人と話す時は国が違い生きてきた環境も違うので食い違うこともありますが、それは私の個性と相手の個性が違うだけのことで、お互いの違いを生かし歩み寄っていくことが大切だということがわかりました。
(写真、文:2023年台湾派遣生 松浦 わ子)
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