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【高校生交換留学体験談】安永恵一さん(デンマーク派遣)

 2023年8月より、りゅうぎん海外留学支援事業の参加者に選出されデンマーク派遣プログラムに参加していた安永恵一さん。今回、ご自身の留学体験が誰かの挑戦のきっかけになればと、ご自身の留学での体験をシェアしてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 僕は、2023年8月から2024年6月までの10ヶ月間、りゅうぎん海外留学支援事業派遣生としてデンマークで交換留学を経験しました。この10ヶ月間は、僕のこれまでの人生で最も過酷かつ充実した10ヶ月間であったと確信しています。


 デンマークでの留学中、ホストファミリーと時間を共有することを心がけ、自分の部屋は休むとき以外使わず、リビングで過ごすようにしていました。ホストファミリーは素敵な家族で、特に夕ご飯の時間が好きでした。夕ご飯の時間には、その日の気づきや疑問を質問し、楽しい時間を過ごしました。また、家族の一員として毎週3回のお掃除と、毎日の犬のお散歩を頑張りました。時には日本食を作って振る舞うこともありました



 デンマークに留学した大きな理由の1つは自転車でした。デンマークは自転車文化が発達しており、その多さに衝撃を受けました。自転車好きのホストファザーからデンマークの自転車文化について学び、学校の登下校や地元の自転車クラブのトレーニングに参加することで、自転車に触れる生活を送りました。10ヶ月間ほぼ毎日自転車に乗り、自転車の可能性を改めて実感しました。



 留学は楽しいことだけでなく、辛いことも多くありました。特にホームステイでは、異なる考え方や文化の中で10ヶ月間過ごすことが大変でした。しかし、その苦労が挑戦となり、自分自身の成長につながりました。デンマークと日本の生活の違いとして、デンマークでは自由が多い代わりに、自分の行動に責任を持つ必要があると感じました。 初めは自分から行動することに体力を使い、疲れたりストレスを感じたりしましたが、この経験から自己管理が上手になりました。自己管理には時間の使い方や気持ちの管理も含まれます。過去の短期留学でホームシックを経験したため、デンマークでは楽しいことを思いっきり楽しみ、ポジティブに生活することを心がけました。


 積極的な行動を続けることで得られた最も良いことは人脈です。多くの優しい人々と出会い、助けてもらいました。彼らから学びや刺激を受け、留学生活は支えられて成り立っていると実感しました。


 デンマークでの10ヶ月間の経験から、沖縄の魅力を再認識することができました。沖縄の特別な文化や素晴らしい自然は、これからも守り続け、世界に発信していくべきものだと感じています。留学で培った言語力や国際感覚を今後の沖縄の振興のために生かしたいと思うようになりました。僕は、趣味の自転車をツールに、沖縄の美しい自然や独自の文化を世界に発信し、地域の活性化に寄与したいと考えています。僕は、今の高校生の時期に、この留学という特別なチャンスを与えてくれた、琉球銀行さんや、家族、ホストファミリー、そして支えてくれた全ての人にとても感謝しています。



(写真、文:2023年度デンマーク派遣生 安永恵一 )

 

EIL高校生交換留学プログラムでは、派遣生を募集しています。

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