【高校生交換留学体験談】山口真依さん(デンマーク派遣)現地レポート

 山口真依さんは2021年8月からEIL高校生交換留学プログラムでデンマークに派遣されています。今回、デンマークでの留学生活の様子をレポートに書いてくださいました。

 出発から、生活の中で感じたデンマークと日本の違いなどについて教えてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 日本語になるべく触れないようにしているため、時々変な日本語があるかもしれませんが、ご了承ください。


留学スタート

 8月3日に日本を去ってから約4ヶ月経ちました。私たちの出発した時は東京オリンピックの時期だったこともあって、空港や同じ飛行機には多くのオリンピック選手がいました。夜の便での出発でしたがドキドキワクワクで機内では全然寝られなかったのを覚えています。中継地のフランスの空港ではパソコンを待機していたところに忘れてしまい、空港内を走り回り、焦り焦りのドタバタでしたが無事にデンマークに到着することができました。デンマークについてすぐは本当に全てが新鮮で感動していました。




 私はデンマークのHellerupという街に住んでいます。都市部に住むことができ、ラッキーだなと感じています。ホストファリーの構成はホストファザー、マザー、シスターと私の4人と猫一匹で暮らしています。

 私のホストスクールはデンマークのロイヤルファミリーのプリンスが通っていた学校です。(彼は2021年6月に卒業しました。)学校では数学、音楽、デンマーク語、スペイン語、歴史をAレベル(1週間に3コマ)、英語をBレベル(1週間に2コマ)、生物、地学、宗教、体育をCレベル(1週間に1〜2コマ)で受けています。1コマ1時間半で4コマあります。(授業がキャンセルになったりして空きコマがある時もあります。)

 昼ごはんはサンドウィッチを持って行ったり、食堂で買ったり、外に出てベーカリーやピザ、コンビニなどでご飯を買うこともあります。放課後の部活動の習慣はありません。多くの高校生は放課後、アルバイトをしています。



デンマークと日本の違い

 私の思うデンマークと日本の違いを5つ紹介したいと思います。

 まずはお父さんの育児や家事への協力です。到着後オリエンテーションの時に街中で見たベビーカーを押すお父さんの姿を今でも覚えています。これはデンマークでは特別なことでは無いようです。また夜ご飯の準備は両親二人で協力して作ります(私もお手伝いはしています)。というのもwork life balance がしっかり整っている証拠なのかなと思います。

 次に水です。デンマークの水は飲むことが可能ですが硬水です。蛇口から出る水は地下水で、デンマークの地下はチョークと砂がメインでつくられているため、水道水はカルシウムが豊富です。アメリカの水道水などにはフッ素が含まれていることがありますが、デンマークの水はフッ素と塩素は一切含んでいません。

 3つ目に学校においての違いです。生徒はみんな自分用のパソコンを持っています。そのため、授業ではデータで送られた教材を使い、ノートを取るときもパソコンを使います。日本のようなプリントの配布などは少ないためよりサステイナブルだなと感じています。また先生を呼ぶときはファーストネームで呼び、先生と生徒の距離がとても近いです。何か困ったら気兼ねなく話せるという関係は素敵だなと思います。そして学校には制服がありません。自分の着たい服を着られるのは良いことですが、私の住んでいる地域はデンマークの中でも一番裕福な人たちが住むコミュニティなため、ブランド物を着ている人がたくさんいます。みんながブランド品を身につけているわけではないですが、お金持ちの人はシャネルのズボン、ルイヴィトンのバックなど、この服いいなと思ってネットで調べたらTシャツ1枚万越えということが多いです。

 4つ目に税金です。デンマ―クの消費税は25%です。本当に物価が高いです。例をあげるとセブンイレブンのコーラ、500mlのボトルは400円します。レストランに行ったら普通の食事でも1人3000円から4000円は絶対にかかってしまいます。また車税は180%です。それは100万円の車を買うと180万円の税金がプラスされるということです。これは環境への影響を懸念していることも1つの理由です。そこでデンマーク政府は2030年までにC O2フリーな車が50%以上を上回れば車税を下げるという約束をしているそうです。

 最後にアルコールの文化です。デンマークのアルコールの文化には本当に驚きました。デンマークには飲酒の年齢制限がありません。デンマークでも私の住んでいる地域はお酒を飲み始めるのが13〜14歳と比較的早いそうです。私のホストシスターは13歳ですが学校で子供たちに何本までならお酒を飲ませて良いかという保護者ミーティングがあったそうです。また、女子も男子も含め結構な人がタバコを吸います。また大麻などを吸う人も少数ですがいます。だからといって治安が悪いわけではありません。コペンハーゲンは2021年に世界で一番安全な都市に選ばれました。それゆえに友達と遅くまで遊んで一人で帰ることがあっても危険を感じたことはありません。


 デンマークと日本の違いを挙げるとキリがありません。本当に様々な面で違います。ですが、そんな違いも私の日常へと変わってきました。到着時には新鮮に感じていたことが今では普通に感じます。それは異国の文化に馴染めた、いい証拠だという意見があるかもしれません。しかし、人間は様々なことにインスピレーションを受けて成長していくと私は信じているので、今の自分に満足していません。そこで最近はコペンハーゲンや買い物に行く時は電車ではなく、シティを見ることができる自転車に乗り、時間がある時はサイクリングに出かけています。見たことのないシティの建物を見るとやはり美しさ、壮大さに感銘を受けます。


言語の壁

 ここまで留学のポジティブな面に触れてきましたが、留学生活は簡単ではありません。全ては言語の壁に直結しますが、仲良くしてくれるクラスメートがいて、毎日一緒にいる固定の友達ができたものの、現地語が話せない為、本当の親友というまでの仲を深められていません。また、授業中のグループの話し合いでは全く力になれず、座っているだけというようなことがあります。日本では自分がグループの話し合いを進めていくようなタイプだったので、こっちでの授業中、もどかしさを感じることもあります。また友達が普通に日常会話をしている時も、全くついていけず本当に悔しいです。さらに授業中などにクラスメ―トが何か面白いことを言って周りはみんな笑っているのに自分だけ何が起こっているのかわからない、というのは本当に悔しいです。また、言語の壁によって自分を100%表現できないのも私にとって気に入らないことです。デンマークでの私は日本にいた時に比べて静かです。静かでいるのは本当につまらないですが、ヒューモアの違い、言語の違いはやはり簡単なものではありません。ですが毎日頑張って素の自分を見せられるように頑張っています。4ヶ月が経ちだんだん言葉も理解できるようになり、英語も上達しているので、帰国までに自分の素の姿を表現することが一つの目標です。


最後に

 長くなりましたが、私にとって留学生活は本当に本当に楽しく、一生忘れられない経験です。この留学を実現させてくれた両親、色々な面で協力していただいた学校の先生、E I Lのスタッフの方には感謝しています。残りの約半年で現地語を必ずマスターします。そして大きな成長を遂げて日本の皆さんにお会いできるよう、ベストを尽くします。最後まで読んで頂きありがとうございました。





(文章・写真 2021年デンマーク派遣 山口真依さん)

 

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