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2024アップルシード奨学生 K.R.さんレポート第10回

  • 執筆者の写真: EIL Japan
    EIL Japan
  • 6月26日
  • 読了時間: 4分

 EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」


 2024年の奨学生であるK.R.さん。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています!K.Rさんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてくださいました。ぜひお楽しみください!

 留学最後のレポートです。長いようで短かった思い出がたくさん詰まった濃厚な1年になりました。この1年で出会ったたくさんの人たちと経験したたくさんの思い出は私の中で大きな部分を占め、忘れることのできない素敵なものになりました。この1年が私の人生の中にこれからずっと存在し続けていくということはとても喜ばしいことだと感じています。


学校

 学校では卒業式がありましたが、私は年齢的に卒業クラスの人たちよりも1個下のクラスに所属していたので、卒業式の後にも、学校に1週間行きました。これはあくまで自分からそうしようと決めていました。最後の1週間は最高学年がたくさん所属していたクラスに行くと自分ひとりだったり、人がたくさん減っていて、寂しかったです。ファイナルテストが控えていたので、それに向けて勉強をしたり、資料を作ったりして空いた時間を活用していました。

 最後に友達たちとも写真を撮ったり、卒業アルバムにメッセージを書いてもらったりして、思い出と人たちを形に残せてよかったと思います。

 学校が終わってからも友人との交流をできるだけ対面でできるよう、帰るまで連絡を取ったりしましたが、結局予定が合わず、私が帰国する前に1度しか会うことができませんでした。でも、友達がロデオに出るので、そのロデオに招待され最後までアメリカの文化を紹介してくれました。乗馬中心のロデオだったので、思っていた闘牛などのロデオとは違っていましたが、参加者は10歳程度の子供から18歳程度の子まで出場していました。1度掛け馬に乗ったことがあるのですが、とても怖くて難しいと感じましたが、出場者は全員フルスピードで馬を走らせ競技に挑んでいて、圧巻されました。

 そのほかにも、帰国日前日に友達と互いのハグをシャツにペイントして思い出としました。腕に絵の具を塗り、互いにハグをして背中に友達のハグの跡を付けました。最後までできるだけたくさんの時間を過ごそうとしてくれた友達に、とても感謝しています。



ホストファミリー

 学校が夏休みに入ってから1週間の間はホストファミリーとの時間がたくさん増えて、最後の時間を一緒にたくさん過ごせて幸せでした。前の2・3か月は演劇と陸上の練習でホスト宅に帰ってもいつも遅い時間になってしまっていたので、ホストファミリーとの時間があまりなく、困っていたのですが、最後の1週間でホストマザーと一緒にたくさん映画を一緒に見たり、ホストシスターと一緒に犬散歩に行ったりして一緒に時間を過ごしました。ホストマザーは一緒に帰国するためのパッキングも手伝ってくれて、とても助かりました。帰国前の最後の家族日帰り旅行にも連れて行ってくれ、ファミリー全員ときれいな自然を満喫しました。ホストファミリーには約8か月間お世話になり、言葉にならない程、とても心の奥深くから感謝しています。私のホストファミリーの支えがなかったら、この1年はここまで思い出に残る1年にならなかったです。本当にいいホストファミリーに出会えて、私は幸せでした



 そして最後になりましたが、この度は、くまもと未来創造基金より2024年度アップルシード奨学金にご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。この奨学金のおかげで、私の留学したいという長年の夢が実現することができました。異なる多様な文化の中での学びと出会いは、今までの人生、それからこれからの人生の中で、この1年という短い間は自分を成す大きな一部になりました。この1年で自分はより自信の満ちた、意欲溢れる人間になれました。新しい環境に身を置き、自分を客観的に見直し、自分と積極的に向き合ったことで、なりたい真の自分、これから自分がどこに向かっていきたいのかを見つける大きな一歩と、その道を実行する勇気と行動力を得ました。よりよい深い学びを得るために、私は留学2年目を決意しました。この決意も、貴財団より賜った奨学金により実現したこの度の留学があってからこそ、選べた道です。これから得る学びや経験でも、この度の留学で得たつらかったこと、うれしかったこと、たくさんのことを思い出し、この1年からさらに学びを得て、これからも日本と世界、熊本と世界をつなぐ人材になれるよう、精進していきます。


(写真、文:2024年アメリカ派遣生 K.R.










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