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【高校生交換留学体験談】芹川ひかりさん(スウェーデン派遣)第2回

更新日:2023年1月12日

 芹川ひかりさんは2022年EIL高校生交換留学プログラムでスウェーデンに派遣されています。今回、スウェーデンでの留学生活を多くの方に共有したいとレポートを定期的に書いてくれています。


 第2回のレポートでは、スウェーデンで本格的な冬を迎えた様子や、クリスマス・お正月などのイベントについて書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 北のスウェーデンに本格的な冬がやってきました。今のところ体験した最低気温は-24℃。こちらの寒さに慣れてきて-15℃以下は寒い、0℃以上は暖かいとさえ感じるようになりました。暖かい上下のアウターと靴、ホストグランドファザーが作ってくれたトナカイの革の手袋が寒さから守ってくれます。外は寒くても室内は床暖房やヒーターによって20℃くらいに保たれています。みんな雪に慣れているからどれだけ雪が降っていても学校が休みになることはないそうです:) これから私が体験したルシア祭、クリスマス、お正月について紹介したいと思います。


ルシア祭

 ルシア祭はキリスト教の聖人ルシアを祝う行事で12月13日に行われます。スウェーデンの伝統行事で、子供たちや私ぐらいの世代の子が白い衣を身にまとってキャンドルをもって行進して歌を歌います。行進の先頭の少女を選ぶことも伝統の1つで、自治体や学校でルシアを担う人を選出します。ルシア役の少女はろうそくが立てられた冠をかぶり”ルシア”の意味である光を表します。ルシア祭はスウェーデンの寒くて暗い冬を明るく照らすという意味合いが強いとされているそうです。


 私が所属しているコーラス隊も毎年教会でルシアを祝うみたいで、なんと今年は私がルシアを務めさせていただきました。投票で決まったのですが、選んで支えてくださった周りの方に感謝でいっぱいです。ルシア役ということでスウェーデン語で詩を言う役割があり、ホストマザーやスウェーデン語の先生にアドバイスをもらいながら練習を重ね無事本番を終えることができました。 私の1番の不安は歌でした。スウェーデン語の曲を10曲も歌詞を見ないで歌うことになっていたからです。自分なりに練習しましたしソロではなくみんなで歌うのですが、ルシアとして完璧に演じたいという気持ちもあって不安でいっぱいでした。


 ルシア祭終了後、私がパフォーマンス中ずっとキャンドルを持っていたことをとても褒めていただいて、私が心配しすぎていたということが分かりました。多くの人が長時間キャンドルを持っていると一酸化中毒のようになってしまって途中で水を飲んで休んだり、係の人にキャンドルを預けるそうです。私は歌詞のことで頭がいっぱいで幸い気分も悪くならなかったので歌詞はボロボロでしたが、キャンドルの点ではしっかりとルシアの役割を果たすことができて安心しました。このことから、心配せずに”光”のようにじたばたせずにじっとしているからこそ果たせる役目があるということに気がつきました。残りの留学生活が短くなってきて焦りはありますが、そんな時こそ一度落ち着いてよく考えてから行動したいです。


ルシアの衣装で

クリスマス

 スウェーデンのクリスマスは家族と過ごすのが伝統です。離婚の多い国なのでクリスマスイブはお父さんと、クリスマス当日はお母さんと過ごすというような家庭も多いのだと感じました。家や外灯、お店などのデコレーションにより街はどこもかしこもクリスマスムードが漂っていて、クリスマスが近くなるにつれJULMUST(ユールムスト、スウェーデン発祥のコーラのような見た目をしたソフトドリンク)をたくさん飲みました。好き嫌いは別れるそうですが、私はスパイスの風味がして好きです!


クリスマスマーケットにいたサンタさんと

 12月23日は毎年テレビでロト(宝くじ)が行われほとんどの家庭が参加するそうです。私もホストファミリーと全員で参加しました!4時間にわたり行われ結局誰も当てることはできませんでしたが、みんなでグーディス(スウェーデン語で飴やお菓子のこと!)を食べながらゆっくりとくつろいだ時間はとても幸せでした。


 12月24日のクリスマスイブは朝食にRicegrynsgröt (リースグレンスグリュート)というポリッジを食べました。クリスマスの伝統料理で夜ごはんのデザートとしても食べました。夕方にはKalle Ankas Jul(カッレアンカスユール)と言って、昔から今までのディズニー映画を少しずつ振り返るようなテレビ番組を観るのが伝統です。毎年ほぼ同じ内容なのでセリフをホストシスターたちが完全に覚えていたことがすごく面白かったです。クリスマスイブディナーは手作りハム、ヤンソンの誘惑、ニシン、サーモンなどスウェーデンの伝統料理を食べました。どれも美味しかったです!ゲームやプレゼント交換もして忘れられない思い出になりました。



 12月25日のクリスマス当日は7:00という早朝からミサがありコーラス隊として参加しました。午後はホストグランドペアレンツの家でフィーカ(スウェーデン語でコーヒーブレイクのこと)をしてまったり過ごしました。


ホストと


お正月

 大晦日のディナーは前菜、メイン、デザートのように3つのプレートが出るのがスウェーデンの伝統です。それ以外は特に伝統はなく、家族や友達とパーティーのように盛り上がって新年を迎えます。私はホストマザーの友達と一緒に新年を迎えました。みんなで甘いスイーツを食べてゲームしたり歌ってダンスしたり楽しかったです。テレビでカウントダウンをした後、外で花火をして空飛ぶランタンに挑戦しました。ランタンはラプンツェルの映画でしか観たことがなかったのでとても印象深かったです。


大晦日のディナー


最後に

 このようにクリスマスはホストファミリーと伝統的に過ごし、お正月はパーティーをして過ごしました。日本とはクリスマスとお正月が真逆の立場でとても新鮮でした。ルシア祭では自分が想像もしてなかったような経験をさせていただいて、スウェーデンの伝統行事に参加できて嬉しかったです。また、たくさんの方と関わることができて忘れられない思い出になりました。この期間で最も嬉しかったのは、独立して離れて暮らしているホストシスターやホストブラザーと過ごすことができて、実の家族のように接してくれたことです。これから更にウィンタースポーツに挑戦したり日本の文化を伝えていくプロジェクトをしたりしたいです。残りの留学生活、焦りすぎずに毎日を大切に過ごします。




(文章・写真 2022年スウェーデン派遣 芹川ひかりさん)

 

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