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【高校生交換留学体験談】熊本奨学生レポート 第1弾

更新日:2020年11月10日

EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県からアメリカのモンタナ州に留学中の堤あみさんと永瀬友君。2人は、「熊本県・モンタナ州姉妹提携35周年記念 高校生交換留学奨学金」の奨学生です。同時に、堤さんは熊本県教育庁が主催する、「熊本・モンタナ留学プログラム」の参加者でもあり、後期からは州立モンタナ大学で授業を履修する予定です。

 そんな2人が毎月交互に、留学生活の様子をレポートしてくれることになりました!少しさかのぼりますが、11月のレポートが永瀬君から届きましたので、お送りいたします!

 

1~3日に、Peak Fall Adult Championshipsというテニスの大会があり、出場しました。モンタナ大学選手と対戦する機会があり、単複ともにコテンパンにされてしまいました。シングルの相手はジュニア時世界ツアーにも出場していた選手でとても勉強になりました。また、アドバイスもたくさんいただくことが出来たので良かったです。

13~16日には、John Deere Ag EXPOという、 モンタナ州の中の全てのFFA支部がモンタナ州立大学に集まり、以前参加したLivestock の他Vet, Food Science, FBM (Farm Business Management) など色んな種目が行われました。ある種目では、約300人中43位でした。あまり準備できていない中でこの順位が取れたので、次回はしっかり準備をして、臨みたいです。また、会場が州立大学だったので、大学の授業に参加してもいいとのことだったのでSociology(社会学)を受講することが出来ました。本当は他の教科を取ってみたかったのですが、予定の関係上でSociologyの受講となりました。しかし、実際講義を聞いてみると、通信教育の長所、短所。公立高校と私立高校の違い。今の教育の問題点など、アメリカの教育の問題点を知ることが出来、興味深い講義でした。アメリカの大学に興味があったので、このEXPOに参加できてよかったです。

24日にはサンクスギビング(感謝祭)がありました。本当の感謝祭は次の週ですが、私のホストファミリーは毎年一週間早くお祝いするそうです。感謝祭の由来を聞くと、アメリカに移ってきた人たちに、先住民が厳しい冬を越す方法、食べ物の作り方法を教え、移民たちは先住民たちに感謝会を開いたことだそうです。メインの昼食を3時ごろに行い、夜は七面鳥の余りをサンドイッチにして食べました。料理のうち、七面鳥、クランベリー、スクワッシュの3つは、移民による最初の感謝会から食べ続けられている伝統食だそうです。家族親戚一同集まりおいしいご飯を食べる。散歩する。リラックスする。そんな1日を、初めて会うホストファミリーの親戚たちと共に過ごしました。

ホストファミリーの親戚から「日本の祝日には何があるの?」と聞かれました。私は山の日、こどもの日、天皇誕生日などを伝えました。すると「山の日は日本人全員登山行くの?」や「こどもの日やみどりの日は何をどうするの?」と質問されました。確かに、元旦など日本人皆が祝う日はあります。けれども、他の日はそこまで特別なことしてないなと思いました。

アメリカは日本と違い、祝日が少ないです。しかし何を祝うのか、その趣旨が明確です。だからアメリカ人はその趣旨を全力で楽しんでいると感じました。11月のイベントを通して、全力でご飯作って、全力でリラックスする。そして全力で楽しむ。というアメリカの祝日の過ごし方を体感しました。また一つ、文化の違いを発見でき、よかったです。


(写真、文:2019年度アメリカ派遣生 永瀬 友君)


 

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