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【高校生交換留学体験談】加藤あかね さん(フィンランド派遣)第4回

 2023年8月よりEIL高校生交換留学フィンランド派遣プログラムに参加している加藤あかねさん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、現地からレポートを送ってくれました。


 4回目の今回は、フィンランドの行事について書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 Hei! 皆さんこんにちは。フィンランドに留学している加藤あかねです。もう私の留学生活もあと2か月を切りました。時間の流れる速さに驚くばかりです。フィンランドに来て間もないころは、毎日カレンダーを見てあと二百何日もある、長いな、自分は大丈夫だろうかと思っていましたが、今ではもっとここにいて友達と過ごしたり、新しいことを学びたいという気持ちでいっぱいです。今まで充実した生活を送れたことは幸せであり、周りのみんなに感謝でいっぱいです。今回は、最近あった行事について紹介をします。


Runebergin päivä(ルーネベルの日)について

 2月5日はRunebergの日です。Johan Ludvig Runebergはスウェーデン系フィンランド人の詩人・作家で、フィンランドのナショナリズム形成に貢献しました。また、J.L.Runebergはフィンランドの国家Maammeの歌詞を作ったことでも有名です。この日にはRunebergの妻が作ったといわれているRunebergtorttu(ルーネベルタルト)というお菓子を食べます。タルトにベリージャムと砂糖がのっていて、とてもおいしいです。




Penkkarit(ペンカリ)について

 3年生の高校最後の楽しいイベントです。3年生(4年生)の卒業は6月ですが、これから高校の最終試験があり、そのための勉強休暇に入ります。イベントでは、まずみんないろいろな仮装をします。スターウォーズやスパイダーマン、アリスなど様々な服がありました。3年生たちが作った面白い動画を見たり、音楽の演奏を聴いたり、先生対生徒で対抗するゲームや、その他のクイズをしました。また今年の一番の笑顔の人、一番素敵な服の人などがたくさんの人がトロフィーをもらっていました。動画もゲームもすごくクオリティーが高かったです。そのあと1・2年生は1時間授業で、その間に3年生が音楽を流しながら学校を回り、お菓子を投げてくれます。教室や廊下中にお菓子が散らばるので集めるのが楽しかったです。私も3年生の友達から両手に収まらないくらいお菓子をもらいました。かける音楽も自分たちで作ったり、演奏したりするそうです。学校では特別な昼食(フライドポテトとチキンナゲット)がでました。3年生はその後トラックに乗って街を回ります。昔はトラックからお菓子を投げていましたが、危険だからとなくなったそうです。



Vanhojen päiväについて

 これは私がずっと楽しみにしていた行事です。2年生が学校の年長の生徒になることを祝って行われるダンス行事です。12月から体育の時間を利用してダンスの練習をしてきました。ダンスはペアで踊るもので、男女ペアが多いですが、高校には男子より女子のほうが多いため女の子同士で踊るペアもいます。私も女の子と踊りました。ダンスは古くからヨーロッパで行われていたもので全部で10種類あります。初めはそんなにたくさん覚えられないと思っていましたが、ちゃんと覚えられました。ダンスの前の週のテスト期間には午後を利用してみんなで練習しました。ダンスでは女の子はきれいでふわっと広がっているドレスを、男の子はタキシードを着るのが一般的になっています。私も青いドレスを買って、さらにラメを追加したり、リボンをつけたり、丈の調節をしました。ドレスを短く切った分の布で、ホストマザーが髪飾りのちょうちょを作ってくれました。どの人にとってもダンスの日は大切な日であり、どんな髪型や化粧にするか、どんな風にドレスを自分専用にするか、どのジュエリーをするかなど考えることがたくさんあり、たくさん準備をします。当日は朝4時くらいに起きて髪の毛やドレスの支度をしたという子もいました。学校ではまず写真撮影が行われます。写真を撮りたい子は写真屋さんに個人とグループ写真を撮ってもらえます。私も自分の写真と友達との写真を撮りました。また、踊る人全員の集合写真もありました。


 本番では4回のダンスの披露があります。はじめの2回は幼稚園や小学校、中学校、高校向け、あとの2回は保護者向けです。すべての保護者が同じ回に来ると多すぎるので、2回に分かれていて、私たちのグループは最後でした。1日中プリンセスのようなドレスを着てダンスを披露したり、学校中を友達と歩いてダンスのフォトウォールの前で写真を撮ったり、学校の2階から写真を撮ってもらったり、‐20度の中、外で晴天のなかで雪とともに撮ったりと夢のようでした。忘れられない最高の1日でした。ダンスの中で何回かドレスを踏んでしまい転びかけましたが、ほぼ間違えずに毎回すごく楽しく踊れました。最後のダンスの回にはホストファミリーが見に来てくれて、ホストマザーは全部ビデオに撮ってくれました。それまでに3回踊っていて足がとても疲れていましたが、それまでの中で1番楽しみで1番ドキドキしました。すごく楽しんで踊れました。保護者への披露では最後に自由にダンスできる時間があります。まず少しペアの子と踊った後、家族と踊ります。私はホストマザーと踊りました。ずっと楽しみにしていたのですごく嬉しかったです。ダンスの後は自由参加のディナーがありました。せっかくなので友達と参加しました。ゴージャスなレストランでの食事は素敵でした。食事は豪華で食べたい分だけとれるブッフェ形式です。


 最後に、アフターパーティーに行きました。このパーティーは夜9時から朝2時まで続くものです。会場には大きなホールがあり、音楽が大音量で流れていました。主に友達と音楽を楽しんだり、一緒に時間を過ごしたり、少し羽目を外す場のようで、はじめはおしゃべりをしている人が多かったですが、だんだん盛り上がってきて、音楽と一緒に歌ったり、踊ったり、ジャンプしたり、みんなでつながって歩いたりしていました。大きな音楽と人の勢いに圧倒されていましたが、友達がみんなが踊っているステージに連れて行ってくれて、一緒に楽しめました。私は疲れていたので11時で帰りましたが、そのあともいた友達によれば、大変なことは起きなかったけれど、けんかがあったり、何人かお酒を飲んで酔っていたようです。今回の行事で本当にいろいろと経験できて幸せでした。



Eurovision-UMKについて

 ヨーロッパには大きな音楽の大会があり、各国が選んだ代表が集まって、それぞれの曲を披露し、一番を決めます。それのための一歩目となるフィンランド代表を決める大会がありました。7つの候補があり、それぞれがステージで演奏して、その中から一つを選びます。とても大事な大会ですごく盛り上がっていました。私もテレビで見ました。ほかのいくつか国も投票することができ、また大会の視聴者も投票することができるので、2つの票を合計して代表が決まります。そしてとても驚きな結果になりました。まずほかの国の票ではSara Siipolaというアーティストが一位でしたが、視聴者の投票では、他国の投票で最下位だったWindows95manというグループがダントツで合計でもトップになりました。予想外でとてもびっくりしました。この大会では歌だけでなくパフォーマンスも大切になるようで、ほかの参加者は普通の演出でしたが、Windows 95は他のとは違う人を楽しませるものでした。フィンランド人は面白いものが好きなのかなと思います。気になる人は見てみてください。英語の曲なので親しみやすいかなと思います。去年のフィンランドの代表はkäärijä(カーリヤ)でヨーロッパで2位になりました。この曲にも面白いパフォーマンスがあるのでよかったら聞いてみてください。これはフィンランド語ですが、フィンランド語を知らない人でも口ずさみやすい部分もあります。ヨーロッパ全体の大会は5月、今年はスウェーデンで行われます。お楽しみに。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもフィンランドのことが伝わればうれしいです。次はフィンランドでも大切になっている行事イースターなどについて書こうと思います。



(写真、文:2023年度フィンランド派遣生 加藤あかね)

 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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