EILの受入プログラムでは、英語圏はもちろん、アジアやヨーロッパ、北欧など、様々な国から体験生がやってきます。
今回ご紹介するのは、その中でもちょっと珍しい、アラブ首長国連邦の高校生、Abdulla君。
夏休みを利用して日本に滞在し、東京の日本語学校に通いながら、ホームステイを体験しました。
2019年8月3日~25日の3週間、Abdulla君の受入をしてくださった清洲家のホストファミリー体験談をご紹介します!
(写真)清洲家の皆さんとAbdulla君。
Abdulla君との日々
猛暑真っ只中の8月でしたが、「日本は冬みたい」とAbdulla君のびっくり発言。
アラブ首長国連邦の夏は50度を超えるそうです!
(写真1)毎日元気に、町会のラジオ体操にも通いました。地域の皆様にもよくしていただきました。
ラジオ体操カードもしっかり首にかけて可愛いです。
(写真2) 日本はお盆で、お墓参りへ。イスラムは土葬。なんで燃やす(火葬)??とAbdulla君。
(写真2)「宿題めんどくさい」と、笑いながら毎日一緒に勉強していました。
単語はかなり覚えていますが、動詞の活用を頑張れば、日本の大学も夢ではないかもしれません。
(写真3)日本の文化を代表するアニメ。とにかくアニメ漫画が大好きで、アニメイトでの買い物は夢のような世界だったのでは。
(写真4)日本の女子高校生に流行っているタピオカに、すっかりハマってしまいました。
3回目のタピオカは、自分から2倍の増し増しで注文していました。かなり笑えました。
(写真5)ヴェール体験。娘がイスラムのヴェールについて大学のオープンキャンパスでたまたま講演をきいてきました。
さっそく、家でかぶり方を教わっていました。
今回、ホストファミリーになってみて
Q.良い体験生でしたか?
本当に家族思いの優しい良い子でした。どんな家族なんだろう?と色々と気を遣ってくれて、よくお手伝いもしてくれました。実の息子以上に可愛く、言葉がお互い不十分な分、あらゆる方法でコミュニケーションをお互いに取って努力していきました。

(写真)一緒に日本語のお勉強。
Q.ホームステイ中に特に心に残ったことをあげてください。
私たちが家族の一員として迎えようとした以上に、Abdulla君本人が家族になろうとしてくれたことが嬉しかったです。
「お父さん」「お母さん」「お姉さん」そして「おばあさん」「おじいさん」までいつも気にしてくれて、家族の大切さを改めて彼から教わった気がします。
Q.受入についてどのような点にご苦労されましたか。
日本と同じ「高コンテクスト文化」で、はっきり自分の意思を言わなかったので、「何をしたいのか」「何を思っているのか」を掴むまでとても時間がかかりました。
Q.今後も受入を希望されますか?
はい。どの国でも、男女どちらでも大丈夫です!
清洲家のご長女、花さんは、EIL高校生交換留学プログラムの体験生でもあり、2018年にアメリカに留学されました。
ご自身のホームステイ経験も生かしながら、今回、体験生をあたたかく迎え入れてくださいました。
帰国後も、このような形で国際交流活動が続くことは、私たちとしても嬉しい限りです!
EILでは、ホストファミリーを募集しています。
短期から長期まで、国もさまざま。
ご興味のある方は、コチラをご覧ください!