【スタッフ出張記】学びと熱気に満ちた10日間!アメリカで短期プログラムのリーダー研修に参加しました
- 7月1日
- 読了時間: 5分
EIL 国際連盟(Federation EIL)では、加盟国の高校生を対象とした2週間のグローバルリーダー研修「FEIL GYLP 2026」を新たにスタートします。
記念すべき初回の開催地は沖縄です。アメリカ、メキシコ、アイルランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本から集まった計9名の高校生たちが、沖縄県内の様々な施設訪問や専門家からのレクチャー、そして沖縄の高校生たちとの交流を通して様々な社会課題について意見交換を行い、地球市民として解決の糸口を探ります。
今回は、この国際色豊かなプログラムを安全かつ有意義なものにするため、引率スタッフが事前準備として挑んだ「アメリカでのリーダー研修」の様子をお届けします!
みなさん、こんにちは!EILの内間です。
7月に実施される高校生向けプログラム「FEIL GYLP 2026 Okinawa」。私は今回、このプログラムに引率スタッフとして同行するため、事前準備としてアメリカで行われたWorld Learning(以下WL)のリーダー研修に参加してきました!
今回は、現地での熱気あふれる研修の様子や、プログラムの安全と学びを支える裏側で得た「リアルな気づき」をたっぷりお届けします。
研修の舞台は、歴史ある美しいキャンパス
羽田から香港を経由し、約15時間かけてボストンへ到着!(ちなみに搭乗中、羽田の真横を通るルートで飛び立ち「戻ってきた!?」と内心焦ったのは秘密です笑)
そこから移動し、研修会場であるマサチューセッツ州のMt. Holyoke Collegeへ向かいました。
ここはアメリカの「Seven Sisters(伝統ある女子大学7校)」の1つ。現在は多様性を尊重し、さまざまなバックグラウンドを持つ学生を受け入れている、歴史と先進性が共存する素敵なキャンパスです。
全国(一部海外)から集まったリーダーたちは、この夏に世界の高校生たちを引っ張る熱意あふれるメンバーばかり。日本向けプログラムを担当するリーダー陣とも交流でき、刺激的な10日間がスタートしました。
現場で活きる!研修で得た「4つの大きな学び」
研修は単なる講義形式ではなく、現場で起きるあらゆる事態を想定した、超実践的なカリキュラムでした。ここで得た学びは、今後のEILのプログラム運営にも直結するものばかりです。
① 脳みそフル回転の「Simulation Day(ロールプレイング)」
特に印象的だったのが、2日目に行われた実践ケーススタディです。経験豊富な先輩リーダーたちが「困らせ役の生徒や保護者」をリアルに演じ、次々と予期せぬトラブルが発生します。
実際にあったシチュエーション:
スーパーで生徒同士が喧嘩を始めてしまい、泣きながら親に電話し始める
ホームステイ翌朝、「文句しかないから今すぐホストファミリーを変えて!」と主張される
講義中に「この世の終わり」のような態度で過ごしてしまう生徒への対応……など
問題に対してその場で瞬時に判断し、ベストなアクションを起こさなければいけません。頭をフル回転させるタフな時間でしたが、対話のステップやトラブル解決の思考プロセスが体に叩き込まれました。
② 安全と心のケアを守る「リスクマネジメント&メンタルヘルス」
万が一の事態に備える知識も徹底的に深めました。
現役の医師から学ぶFirst Aid(救急救命・身体的健康)はもちろん、精神科医とのセッションでは、環境変化によるストレスやカルチャーショックへの「心のケア(Emotional Aid)」を学びました。
また、プログラムのルール(規約)に違反があった際も、ただ一方的に罰するのではなく、どのようなステップで生徒から聞き取りを行い、合意形成をしていくかという「適切な対話の手順(Dialog Session)」も習得しました。

③ 「Uncomfortable(居心地の悪さ)」と「Unsafe(危険)」の違い
海外生活や新しい環境に入ると、誰しも戸惑いやストレスを感じます。ここで大切なのが、「ただ居心地が悪い(Uncomfortable)」のか「本当に危険(Unsafe)」なのかを見極める視点です。
環境に馴染めないときの「居心地の悪さ」は、実は自分が一歩成長するための大切なプロセスでもあります。生徒たちが安易に諦めてしまわないよう、「これは成長のための不快感だよ」と寄り添いながら導く言葉がけの重要性を学びました。
④ 「Safe Space」から「Brave Space(勇敢な空間)」へ
誰もが安心して過ごせる「Safe Space(安全な空間)」を作った上で、さらに一歩踏み出せる「Brave Space(勇敢な空間)」を作ること。これが参加者の学びを最大化させる鍵です。
表面的な仲良しで終わるのではなく、お互いを信頼しているからこそ、自分の意見をしっかり主張したり、失敗を恐れずに挑戦できたりする。そんな雰囲気をリーダーがどう作っていくかを深く考えさせられました。
(おまけ)アメリカの「食」と小さな大冒険!
研修中の食事は、大学の大きなビュッフェ!世界各国の料理やサラダバー、スイーツまでズラリと並び、毎日ワクワクしながら選んでいました。
ウキウキした気持ちとは裏腹に体は正直だったようで「やっぱり日本のお味噌汁が恋しい…!」と身にしみて感じた瞬間でした。
また、研修の合間にはボストンの街を少しだけ散策!
「ボストン茶会事件の港」など、歴史の教科書で見た地名を実際にこの目で見ることができて大興奮。本場のクラムチャウダーとロブスターロールは絶品だったので、東海岸を訪れる機会があればぜひ試してみてくださいね!
おわりに:生徒の「一番の味方」として
今回の研修を通して、短期研修のリーダーとして一番大切なのは「境界線を引いて取り締まる管理者」ではなく、「いつでも生徒の味方であり、一番近くでサポートする存在でいること」だと改めて気づかされました。単にルールで縛るのではなく、
「あなたのために、今できることは何だろう?」という姿勢で生徒一人ひとりと向き合っていきたいと思います。
これからもEILは、参加するみなさんが安心して飛び立ち、一回りも二回りも大きく成長できる環境を作っていきます。今後のプログラムもどうぞ楽しみに待っていてくださいね!


































