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【高校生交換留学体験談】藤田桜凜さん(ドイツ派遣)後編

  • 執筆者の写真: EIL Japan
    EIL Japan
  • 1月31日
  • 読了時間: 5分

 2024年夏からEIL高校生交換留学ドイツプログラムに参加している藤田桜凜さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくれました。


 出国時の様子から5か月経った現在の様子まで書いてくれました。レポートは前編・後編に分けて公開いたします。後編では、現地団体主催の研修とクリスマス、ドイツでの年越しについて書いてくれています。ぜひお楽しみください!

 

2回目の研修

 こちらに来て2回Experimentが主催する研修がマグデブルクで行われました。留学中の悩みや注意点など多くのことをスタッフの方々を主体に話し合いました。この研修はイタリアからの留学生が3分の2を占めていました。イタリア語での会話や陽気で少しルールなどにルーズな性格の留学生が多かったこともあり、1回目の研修の時は楽しさはあったものの少し窮屈でなかなか馴染めずにいました。イタリア以外からの他の留学生も同じように感じていたようで、2回目の研修前に色々な留学生のホストファミリ一がExperimentに相談していて、新しいルールがいくつかできていました。そのおかげもあってか1回目の時よりも多くの人とコミュニケーションをとることができてとても楽しい思い出になりました

 私はタレントショーという企画が1番心に残っています。それぞれ歌やダンスを踊ったり何かをペア、グループで発表するものでした。私はもう1人の日本人留学生の女の子に空手を教えてもらい型を披露しました。盛り上がるようなものではなく静かに動きを見せるものなのでみんなに気に入ってもらえるかと心配をしていました。しかし終わった後に大きな拍手と声援をもらい、間違いなく君たちが1番だったと最高の誉め言葉をたくさんの友達からもらえたので大きな自信に変わるものがあり留学生活の支えとなる体験ができました。



クリスマス

 私がドイツ留学するにあたり楽しみにしてたことの1つ、クリスマス。ドイツはクリスマスマーケットの本場でありとても楽しみにしていました。ドイツのクリスマスマーケットはクリスマスの約1か月前に始まるところが多かったです。

 ハンブルクには1番規模の大きな庁舎前広場に加え、その他ハンブルクの街の色々なところで行われていました。同じクラスの友達が私がクリスマスマーケットに行きたいと話していたことを覚えてくれていて、案内してもらいました。おすすめしてもらったキンダープンシュというアルコールフリーのグリューワインのようなものを飲みました。とても暖かくクリスマスマーケット限定のマグカップに入っていたのでかわいかったです。本当に平日休日関係なく見受けられました。ハンブルクのクリスマスマーケットでは、そりに乗ったサンタクロースが頭の上を通る面白い企画があります。そりには人形ではなく本当に人が乗っており手を振っていました。また、違う地域のクリスマスマーケットにホストファミリーと出かけました。そこには大きなクリスマスの飾りの形をしたたてものがありハンブルクとは違った雰囲気できれいでした。

 今年のドイツのクリスマスは楽しいだけのものでもなく悲しい事件もありました。私も研修で訪れたマグデブルクでの一件です。自分が通った時にちょうどクリスマスの準備がされていたところで悲惨な事件が起きてしまったことは本当に悲しかったです。友達とも連絡を取り合い、お互いに気をつけようねというようなやり取りをしました。

 クリスマスの5日前から本格的に準備が始まりました。クリスマスツリーを買って飾りつけをしたり、ベルリンから来た祖母を迎えに行ったりしました。また、ドイツではクリスマスを家で家族と過ごすことが一般的で、24日の午後から多くのお店がクリスマス休暇に入るので買い出しにも行きました。23日にはクリスマスコンサートに行きました。オーケストラのきれいな演奏とクリスマスの物語の読み聞かせでとても楽しい時間を過ごせました。24日にはクリスマスプレゼントの交換をしました。サッカーの道具や茶道道具ももらいました。中でもうれしかったのが、ミュージカルのチケットです。ホストシスターと私がよく一緒に歌っていた歌のミュージカルチケットだったので、見に行くのをとても楽しみにしています。



年越し

 クリスマスの後、年越しというもう1つの行事が待っていました。大晦日の夜、私たちの家族はラクレットを食べました。自分で具材とチーズを選んで作るのはとても楽しく、おいしかったです。夕食後は謎解きカードゲームをしました。9時半ごろに始めたゲームでしたが11時半ごろまで時間がかかりホストファザーが慌てて年越しの時に飲むノンアルコールカクテルを作っていました。年越しの瞬間はテレビでベルリンのフェスティバルと一緒にカウントダウンをしました。年越し後、ドイツではそれぞれの家庭で花火を上げます。私たちも外に出ると住宅街が花火大会のように鮮やかになっていました。本格的な打ち上げ花火で普段はイリーガルですが、この時だけは許されているそうです。私はホストシスターと近所の花火を見に散歩に行きました。途中で花火に紛れて銃を空に向かって撃っている人を見かけてびっくりしましたが、年越しに花火というドイツの面白い文化を体験できてよかったです。



最後に、最近はホストファミリーともほとんどドイツ語で会話しています。専門的なことになると英語を使うこともありますが、日常的な会話は多くを聞き取れるようになりました。スピーキングはまだまだ未熟ですが、ゆっくり話しても間違っても優しく教えてくれるホストファミリーや友達を頼りながら勉強していきたいと思います。残りの半年間も充実した日々を過ごせるよう積極的に行動することを忘れないようにしたいです。最後までお読みいただきありがとうございました。


 前編では、現地オリエンテーションや、ホストファミリー、スクール、友人関係や食生活など主に日常生活について書いてくれています。前編はこちら

(写真、文:2024年ドイツ派遣生 藤田桜凜

 

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