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【高校生交換留学体験談】T・Fさん(タイ派遣)

更新日:11月21日

 2018年夏からEIL高校生交換留学タイ派遣プログラムに参加していたT・Fさん。


 10ヶ月間の留学生活を振り返ってレポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

タイに留学して

 私は首都バンコクから車で2時間のアントンという県にホームステイしました。アントンは都会過ぎず田舎過ぎずの住みやすい地域でした。また観光地として有名なバンコク、アユタヤ、ロッブリーからも近かったので、ホストや友達と旅行やショッピングによく行きました。現地では規模の大きい学校に通いました。その学校には国際科クラスがあり、日本語や中国語を学習している生徒がいました。私は高校で中国語を習っていたので、クラスのみんなと話すことができとても嬉しかったです。タイ語に関しては苦しむ部分もありましたが、学校ではすぐ友達もできて、毎日友達とおしゃべりしたり勉強を教えあったり、放課後には学校の前のコンビニに行ったりして、タイでの学生生活を楽しく過ごしました


 留学中、私は何度もタイ人の物事に対する寛容さに衝撃を受けました。まず学校では、私自身なにもお金を払っていなかったのですが、制服や英語の教科書などをくれました。また、生物などどうしても専門的過ぎてついていけない授業は、国語の先生とのマンツーマンのタイ語の授業に変えてもらったりしました。そのタイ語の先生は、まるで娘のように私と接してくれて、よく旅行にも連れて行ってくれました。1番衝撃を受けたのはやっぱりLGBTの方がたくさんいたことです。タイは、そういう方が多いと聞いていましたが、私の学校にも1クラスに1人は必ずいるくらいにいて驚きました。日本では未だに受け入れられていない部分もある中で、タイではLGBTといわれる人々は普通にいて周りの人も普通に接していているという環境が、タイの国民性ならではのものだなと思いました


 私はこの10ヶ月で日常会話レベルまで上げられた「語学力」と、言葉が通じなくてもジェスチャーやつたない英語を使って意思疎通ができる「コミュニケーション力」をつかって、通訳案内士になりたいです。タイには日本のことが大好きな人が多くいて、タイに来る日本人観光客にすごく優しくて、時には日本語でも接客もしてくれます。それに対して日本では、アジア系の観光客に未だ対応しきれていない部分があると思います。だから私は、東南アジア系の人も来やすい観光地としての日本を推進していきたいです。


 留学前の私は、自分や友達の地域のニュースぐらいしか気にならなかったのですが、この留学を通して世界各国に友達が派遣されたので、自然と色々な国のニュースを見るようになって視野が広がったなと思います。


(写真、文:2018年タイ派遣生 T・F

 

EIL高校生交換留学プログラムでは、派遣生を募集しています。

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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