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【高校生交換留学体験談】清水遙華さん(スペイン派遣)

 2023年8月からEIL高校生交換留学スペイン派遣プログラムに参加している清水遙華さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくれました。


 ご自身の留学を振り返っての経験談を書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 初めまして、スペイン派遣の清水遙華と申します。今回は、私の10ヶ月間の留学での体験をお話する機会をいただいたので、ここに綴りたいと思います。


留学スタート

 私の留学生活は、ビザの関係があり少し遅れてスタートしました。初めて1人で飛行機に乗り、日本を離陸する瞬間は言葉では言い表せない程の莫大な不安がありました。

 スペインに到着して暫くし、現地団体のオリエンテーションが行われました。オリエンテーションでは、ドイツやイタリアなどのヨーロッパからの留学生のみで、ヨーロッパ以外からの留学生は私達日本人のみでした。語学に自信が無くても積極的に話す彼らに圧倒され、殆ど何も話せなかったことをよく覚えています。


ステイ先

 私は、スペインの首都マドリードの北に位置するガラパガルに滞在しています。ガラパガルは面積が65 km2 、人口は約33000人の小さな村です。バスで約30分程で首都の真ん中に行くことができるため、私は週末に友達とマドリードに遊びに行くことが多いです。


ホストファミリー

 私のホストファミリーは、ホストファザー、ホストマザー、同い歳のホストシスターと4つ下のホストシスターの家族4人と犬1匹の家族構成です。同い歳のシスターとは、毎日一緒に登下校しました。彼女は英語がかなり堪能なため、スペイン語で理解できないことがあった際には英語で説明してくれたり、まだスペインに到着して間も無く友達がいなかった時に私を友達との遊びに誘ってくれたりとすごく気を使ってくれました。ホストファミリーとは、2度滞在先のマドリードを離れ旅行に行きました。色々な場所で違う景色を見せてくれたファミリーにはすごく感謝しています


食文化

 スペインの食文化は、時間に日本と大きな違いがあります。朝食は日本と同様、学校や仕事に行く前に摂りますが、昼食は14〜15時、夜食は21〜22時と日本と比べ遅めの時間帯に摂るのが一般的です。

 スペイン料理と言えば、何が想像されるでしょうか?代表的なものとして幾つか例を挙げると、パエリア、アヒージョ、トルティーヤ、チュロスなどです。個人的に、私はスペインのイベリア半島が発祥とされるチョリソーがすごく大好きで、ホストファミリーが美味しい食べ方を沢山教えてくれました。

 基本的にパンが主食なため、米を食べることが日本にいた時と比べてあまりありませんでした。最初の1週間はパンが主食の生活に慣れませんでしたが、それ以降はすぐに慣れたと感じます。しかし、スペインに到着して3,4カ月は1ヶ月に1度のペースで日本食が恋しくなることがあり、現地の友達や他国からの留学生を誘い、マドリードにある日本食のレストランに行きました。


文化

 スペインには魅力的な文化が沢山ありますが、特に私が好きだったものはフェスティバルです。スペインの人々はフェスティバルが大好きで、夜通し愉快な音楽と共に踊り明かす文化があります。私はこのフェスティバルの雰囲気がすごく好きでした。最も興味深いと感じた文化は、年越しに12粒のぶどうを食べるといったものです。マドリードの中心にある時計台の鐘の音に合わせ、1秒に1粒食べ、鐘がなり終わるまでに12粒食べ切ることで新年に富と幸運を得られるとされているそうです。私も実際に年越しにホストファミリーとこの文化を体験しました。

 そして日常生活で見られる文化として、昼食後の昼寝です。私自身、片手で数えられる程の回数しか昼寝をしませんでしたが、スペインではこの習慣を楽しんでいる人が多いです。また、同時に私はカルチャーショックも体験しました。特に私は無知が原因だったため、事前に現地の文化について詳しく調べておくことは重要だと身を持って感じました。


学校

 私のホストスクールは、毎年多くの留学生を受け入れている学校で、留学生への理解がとても深いと感じました。通学方法については、家からバスで10分程でした。授業については、最初は殆ど理解できませんでしたが、2学期を過ぎた頃から教科やテーマによりますが、先生が何を言っているかが理解できるようになりました。学校自体は日本と同様8:30頃に授業が始まりましたが、日本のように授業の合間に休憩がなかったため、6コマの50分授業で14:00頃に授業が終わり家に帰ることが出来ました。しかし、昼には30分の休憩があったので友達と軽食を取りながら話したりスポーツをしたりそれぞれが好きなことをして過ごしていました。

 1つ私がとても苦労したことは、筆記体です。板書をする際に筆記体で書く先生もいらっしゃったため、何と書いてあるのか分からないことがあり、クラスの友達に質問していましたが、現地に行く前に読めるようにしていたら尚良かったと思います。

 

出会い

 もちろん、留学中には沢山の素敵な出会いがありました。大好きな友達、先生、私を支えて下さる沢山の人に出会いました。ほとんどアジア人のいない学校では、私たちに日本人に興味を示してくれる人もいて、彼らとはすぐに仲良くなることができました。スペインの人々はオープンでフレンドリーな方が多いですが、やはり友達を作るためには自分から積極的に話しかけることが大切だと身をもって感じました。特に私は友達作りとして、話しかけて連絡先を交換することを目標にしていました。

 1枚目の写真はクラスメイトに誕生日にサプライズをしてもらった際のものです。誕生日前日の夜に企画してもらい、すごく幸せな誕生日でした。



語学面 

 到着したばかりの頃は事前研修があり、現地団体の先生の元でスペイン語を習っていましたが、殆ど何も知らなかったと言っても過言では無かったため本当に苦労しました。自分の伝えたいことを相手に伝えることが出来ない悔しさ、自分を一生懸命助けようとしてくださる人々を理解することのできない申し訳なさに襲われ、到着して1ヶ月は毎日必死にスペイン語を勉強しました。それ以降は、ネイティブの人々とコミュニケーションを取り練習するのみでした。また、ネイティブの人々だけでなく留学生同士でもスペイン語を使うことが殆どだったため、スペイン語漬けの生活でひたすら練習することが出来ました。

 私が最も心がけていたことは、1人で出かけ分からないことがあった際に街行く人に質問することです。私の場合、交通機関を使用する際に分からないことが多く、人々に質問することが多かったです。上手く話せなかったらどうしよう、伝わらなかったらどうしようなどといった不安はもちろんありましたが、今では誰にでも話しかけられる程の自信がつきました。話すことへの不安や恐怖を乗り越えて沢山話す練習をすることで、よりスペイン語力を伸ばせたと思います。留学最後の月には、沢山の人に「ハルカは最初は何も知らなかったけれど本当に速くスペイン語を学んだ」と言ってもらいました。現地の人々にこのように言っていただいたことでスペイン語力の伸びを実感し、すごく嬉しかったです。


交換留学を振り返って

 私はこの10ヶ月間を振り返り、沢山の楽しいこと、嬉しいことを経験しました。しかし、もちろん毎日が楽しかった訳ではありません。日本が恋しかった日、学校に行くのが辛かった日、成績に悩んだ日、色々な辛いことも経験し、何度も泣きました。成長することができたのは言語面だけでなく、精神面や自己管理能力、両親の有難み、友達の大切さなど多くの面で日本にいては気付けなかったことに沢山気付くことが出来ました

 また、日本とスペインを比較し日本を批判的に見て、今日本が直面する社会問題をどのように解決できるのか考えることもすごく柔軟に出来るようになったと実感しています。私はこの10ヶ月間を経て、沢山の価値のあるものを得られたと胸を張って言うことが出来ます。最後に、両親をはじめ団体の方々、私の留学に関わってくださった全ての方に感謝を伝えたいです。

 

(写真、文:2023年度スペイン派遣生 清水遙華

 

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