2017年夏からEIL高校生交換留学タイ派遣プログラムに参加していたJ・Oさん。
10ヶ月間の留学生活はたくさんの気づきと学びを与えてくれそうです。そんなタイでの留学生活を振り返ってレポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!
アメイジングタイランドでの留学を振り返って
私は留学の10か月間で、タイでしか食べられない料理や伝統衣装を体験したり、学校や放課後友達と一緒に過ごしたり、ラーマ9世の王宮に訪問したり、その葬儀に参加したりするなど、日本では体験できないタイの学生らしい生活を送ってきました。
タイには甘い料理から辛い料理まで日本では味わえない料理が沢山あります。日本人は出された料理をそのまま食べることが多いのですが、タイ人は無味付けを好まないためナンプラーや砂糖を足して自分で味付けをします。タイには様々な伝統衣装があり、年代によって伝統衣装が違います。私は基本ホストシスターと同じ授業を受けたのですが、数学、タイダンス、タイ音楽、中国語は別のクラスと授業を受けていました。別のクラスの人たちと過ごすことで友達の輪が広がり、多くの友達を作ることができました。タイ王国の元国王であるラーマ9世の王宮に訪れた時と葬儀に参加した時に国民から国王に対しての愛を感じることができました。一軒一軒の家に国旗が掲げられ、国王の写真が何枚もあり、日本では考えられない光景を見ることができました。
コミュニケーションの大切さ、感謝の気持ち、自分に自信を持つこと、明るくいること、当たり前は当たり前ではないということの意識など、タイで様々なことを学んだり感じたりしました。「ありがとう」と言うこと、言われることの気持ちの良さ、感謝は言葉や行動で示さないと感謝をしていないのと一緒だということを気づかされました。
私は今まで自分に自信を持つことが威張ることだと勘違いをし、堂々とすることが少し怖かったです。しかしタイで様々な人と出会ってきて、周りのことを気にせずに本当にやりたいことをやること、なりたいものになることが1番かっこいいのだと感じました。国によって考え方が違うので、何が当たり前なのかは、その国の人の価値観によって違います。なので、一人一人の思う"当たり前"を尊重することが大切だと学びました。日本人から見てそれぞれのタイのイメージがあると思います。私が留学で体験したことは、旅行では味わえないことだらけなので、この留学経験を活かすために、まずは私の周りの人から、私の見てきたタイのことをどんどん伝えていけたらいいなと思っています。
留学に行く前と行った後では、感謝の気持ちをしっかり口で伝えよう、自分の考えを持とう、人と笑って話そう、自分に何ができるか考えようと意識するようになりました。周りのことも考えて、人のためになることをしようと思えるようになりました。日本人はアメリカなどに憧れがあると思いますが、タイの人たちは日本に対して大きな憧れをもっていました。ですが、ほとんどのタイの人は東京や大阪や北海道しか知っておらず、私の出身地である沖縄のことを知っている人はごくわずかでした。海外では沖縄はまだまだ認知度が低いので、将来は沖縄のことを海外に発信していきたいと思いました。
(写真、文:2017年タイ派遣生 J・O)
EIL高校生交換留学プログラムでは、派遣生を募集しています。
プログラムの詳細・資料請求・説明会申込はこちらから!