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【個人ホームステイ体験談】大浦向日葵さん(イタリア滞在)

更新日:6月11日

 個人ホームステイプログラムは、純粋にホームステイを通じて国際生活体験を行うプログラムです。EILの活動は、ホームステイを通じて異なる文化背景を超えて相互理解を促進し、友情を育むことで戦争のない世界を目指すという、草の根における平和活動としてスタートしました。まさにそのEILの事業の根幹とも言えるプログラムが、この個人ホームステイプログラムです。

 参加は18歳以上から健康であれば70歳まで可能で、1週間から4週間の間で参加期間を選べることができるプログラムになります。


 今回のこのプログラムを通じてイタリアに2週間滞在された、大浦向日葵さんから体験談を寄せてもらいました。

 

Q:派遣国、滞在地域の様子について教えてください。

 地域は、ローマの真反対のアドリア海に面したSan Bennetto Trontoという場所です。家から3分も歩けば、ビーチがあったので、よく海に泳ぎに行きました。

 Q:ホストファミリーの家族構成について教えてください。

 ホストマザーのFiorellaとホストファザーのAurelioのお家にホームスティでした。私が滞在中、ドイツからイタリアにこれから6ヶ月間留学するMathildaがホストシスターでダブルプレースメントでした。さらに、犬1匹、猫1匹、カメが3匹、うさぎが2匹、インコが4羽と動物がいっぱいの家庭でした。




Q:なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

 アイルランドに高校留学していた頃に、イタリアからの留学生とたくさん出会い、彼らの話を聞いて、「イタリアに住んでみたい!」と思うようになりました。また、言語が全くわからない環境で過ごしてみたいとも思っていました。私は、イタリア語をほとんどわからない状態で行ったので、ホテルで1人過ごすのではなく、ホームスティでは文化交流が存分に楽しめると思いホームスティを選びました。


 Q:プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

 イタリアのホームスティを一言で表すと、”Bellissimo! ベリッシモ!“です。日本語で素晴らしいや美しいという意味になります。私の滞在地域は、海に面していたため、晴れの日が多く、とっても気持ちが良い天気でした。また、毎日のイタリア料理は本当に美味しくて、感動しました。新鮮なトマトに、たくさんの種類のチーズやハム…朝は、ファザーのギターの音で目が覚め、下のキッチンに降りて、まず、朝ごはんを食べます。エスプレッソのコーヒーを淹れて、ペットの動物たちの朝ごはんをあげます。そのあとに、ファザーと一緒に昼ごはんを作り、マザーとマティルダの帰りを待ちます。お昼ご飯が終わると、みんなでお昼寝をします。その後は海に行ったり、町に買い物をしに行ったりしました。夜ご飯は、ご近所さんを呼んで、一緒に外の庭で食べます。このような日常が私にとっては、“特別”に感じ、日常の中の“幸せ”を見つけた気がしました。




Q:ステイ中、印象に残ったエピソードはありますか?

 ホストマザーが学校の先生で、私が教員を目指しているということもあり、日本について紹介する授業をしてほしいとお願いをされました。授業を行った学年は、中学生から高校生で年齢に合わせて、授業の内容を調整しました。中学生のクラスでは、折り鶴を一緒に作りました。生徒は、折り紙を初めて体験するので、「たった1枚の紙切れで鶴が折れるのすごい!」と驚いていました。同時に私も、1枚の紙で美しい日本の文化を伝えられることに感銘を受けました。また、自己紹介や日本語で自分の名前をどう書くのかなどの日本語について簡単に説明しました。高校の授業では、これから第二次世界大戦について学ぶようだったので、私の故郷である長崎の原爆について話をしました。高校生には、少し難しい内容だったと思うのですが、生徒たちは真剣なまなざしで話を聞いてくれたのは印象的でした。また、活発に質問が出ていたのも関心しました。日本のことを英語で説明して、生徒たちはイタリア人というなんとも不思議な機会を与えてもらい、現地の中高生と交流できたのはとても貴重な体験でした。 


Q:ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

 ホストマザーとは料理を一緒に作り、ピザやティラミスの作り方を教えてもらいました。また、折り紙で折り鶴を折りました。ホストファザーは、ミュージシャンで世界中から集めた楽器を見せてくれ、彼の音楽を楽しみました。おうちの地下に楽器を演奏できるお部屋があり、そこでよくギターやドラム等の楽器を演奏していました。また、最後の週末にはローマへ連れていってくれました。ローマに住む息子さんとも会うことができて、一緒に観光しました。マザーは歴史の先生でもあったので、ツアーガイドみたいに建造物の説明をしてくれたおかげで、大変有意義な旅でした。





Q:出発前、自分でホストファミリーと連絡を取り、到着後の待ち合わせ場所を決めたり、1人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

  空港からステイ先まで、距離があり電車を乗り継いで現地まで向かいました。事前に到着する時間を伝えていたので、最寄りの駅でホストファミリーが迎えに来てくれました。イタリアでは電車が時間通りに発車しないとは知ってはいたものの、出発時刻になってもプラットフォームが未定だったり、1時間遅れになったりなどトラブルもありました。その度に現地の人が教えてくれ、「イタリアの電車はいつもこうなんだよー」などと話をして、日本では起きえないトラブルも楽しめました。


Q:プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

 WhatsAppを使って連絡を取っています。ちょうど、帰国してから東京でイタリアのカピトリーノ美術館の展示会に行ったので、その時の様子を伝えました。イタリア料理を食べた時や自分で作ったパスタ等の写真を送ったりして近況報告をしています。


Q:今後やってみたいことは何ですか?

 英語が好きだったことがきっかけで、将来は英語の教員を志望しています。英語を習得することで私の世界はぐっと広がりました。高校時代、イギリスとアイルランドでの長期留学は私にとって人生を変える経験でした。その留学先で世界中の友人を作ることができました。今回の旅でも、アイルランドに留学していた時に出会ったイタリアの友人と再会しました。そして、イタリアに私の「家族」とも呼べる素敵なホストファミリーとも出会いました。

 言語を学ぶことは、まさに世界を広げる鍵です。言語を学ぶことは、新しい言葉を覚えるだけでなく、人とのコミュニケーションを通じて心を通わせ、異なる文化や価値観を理解し合うことです。これは、言葉だけはなく、目で見て、肌で感じて初めて本当に“学んだ”と実感できるものだと思います。私は、これまでの経験や感じたことを、多くの子ども達や生徒たちに伝える教師になりたいです。言葉が持つ素晴らしい力を伝え、異なる文化や人々との素晴らしい繋がりを通じて、世界を広げる喜びを共有したいです。


(文・写真 大浦向日葵さん)


 

個人単位で自分の好きな時に(通年受付)、好きなだけ(1~4週間)、世界さまざまな国でホームステイができるEILオリジナルプログラム、個人ホームステイプログラムの詳細はこちらから!

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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