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【高校生交換留学体験談】武内朋花さん(フランス派遣)

 2022年8月よりEIL高校生交換留学フランス派遣プログラムに参加している武内朋花さん。今回は、学校生活や、初めてのバカンスなど、留学が始まってからの3ヶ月について書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 私がフランスに来て3ヶ月がたちました。3ヶ月あっという間に感じています。これまでの3ヶ月について、短いですがまとめてみようと思います。




学校生活

 まず学校生活についてです。学校は基本8時から始まります。火曜日だけ時間割の関係で10時スタートです。午前中は基本50分授業×2コマ+90分授業が1コマの枠で全部授業がある日もあれば8時から1コマあって午前中の授業は終了という日もあります。お昼は食堂で食べます。そのあとは90分の授業が1コマあったり曜日によっては、それに加えて50分の授業があります。授業選択に関しては何個も変更してもらいました。特に人数の少ない授業では生徒と先生の関わりが多くあります。また先生と生徒の距離も日本より近いなと感じています。受動的な授業よりもコミュニケーションを取りながらの授業形態で、人数が少ない授業だとより発言する機会が増えてきます。

 また英語の授業では、アクティビティとして、架空の学校のパンフレットやチラシを作ったり、自分が映画の監督になったとしてその映画の予告編を作ったり今までになかったアクティビティもあり毎日驚いています。それに加えてプレゼンテーションの機会も多いです。テストの代わりとしてプレゼンテーションが行われたり、当番制で自分の好きなものを紹介したり(英語の授業)、人前で話すことに日本の学生より慣れている気がします。私も自己紹介プレゼン(フランス語)と英語の授業の当番で好きな映画(英語)についてプレゼンしました。それほど難しい内容でもないし、短いプレゼンですが、すごく緊張しました。フランスで沢山場数をふんで、留学を終える頃には プレゼンに対する抵抗感と苦手意識を払拭したいです。また学校の友達や先生に、日本語の文字が3種類(ひらがなカタカナ漢字)あることを理解してもらうのが大変でした。

 学校では、「明日の自分の助けになるように今日頑張る」と思いながら生活しています。いろいろな素敵な出会いがあって毎日生活できています。


学校の友達

初めてのバカンス

 次に初めてのバカンスについてお話しします。フランスでは7週間学校に通ったあと2週間のバカンスがあります。2ヶ月に1回バカンスがあるということです。最初の1週間はスペインに行きました。ここではスペインとの国境が陸にあり、それに加えてEUでパスポートも必要なかったので国境を越えた時はとても不思議な気持ちでした。また携帯電話の会社も自動でスペインの会社に切り替わり、こんなところまでEUの効果があるのかとすごく驚きました。食べるものも街並みもフランスと大きな違いはありませんでした。マドリードを観光する際バスや地下鉄ではマスクの着用が求められており、3ヶ月ぶりにマスクをつけました。日本では2年以上毎日マスクをつけて1日生活していたのに、今では10分程度のバスでマスクをつけるのに大きな違和感と窮屈さを感じました。美術館に行ったり2階立てバスで街を観光したり、パエリアやスペインのオムレツを食べたりととても有意義な時間を過ごしました。貴重な経験をさせてくれたホストファミリーに感謝の気持ちでいっぱいです。

 フランスではバカンス期間は勉強をせず(宿題はする)、全力で休むことが目的です。日本では休みには宿題が沢山出ますし、課外があったり高校生にとっては「いっぱい休める」というより「勉強頑張る」や「宿題がある」という気持ちが大きいと思います。

 残りのバカンスは、ホストシスターの友達が家に来てハロウィンパーティーをしたり、哲学の宿題をしたりして過ごしました。最後の土日は、ホストマザーが入っているクラブのパーティーが離れた街であったので泊まりがけで連れて行ってもらいました。次の日にその街を観光しました。私の住んでいる街や事前研修のサンマロとはまた違う街並みですごく興味深かったです。その街にあるお城にも行きました。フランスはいろんなところにお城があります。お城の中に入ったのですが、ここで生活していた人達がいると考えるとディズニーの世界に入ったみたいで不思議な感覚になりました。

 またバカンス明けの学校は、もう一度スタートラインに立った気がして少し怖かったです。



フランスについて

 フランスは音楽や芸術、文化にとても恵まれている国だなと感じています。私の住む街ではダンス教室や音楽クラブなどがあるのですが費用は日本に比べてとても安いです。その理由は村が費用の大部分を負担しているからだそうです。私は、月2回デッサン教室に、週2でダンス教室に行っています。(他には月1で裁縫教室、週3でスポーツクラブに参加しています)またもっとフランス語が上達したらホストマザーとシスターが乗馬をしているので、私も乗馬を体験させてもらう予定で、すごく楽しみです。日本では体験してこなかったことにどんどんチャレンジしていきたいと思います。


初めて描いた絵です。パステルを使って描きました。

最後に

 1日1日はとても長く感じますが、1週間1ヶ月単位で考えるともう3ヶ月もたったのかという気持ちになります。これからはもっと時の流れは早くなっていくと思います。1日1日を大切に、そして人との出会いを大切に。自分の中のネガティブな感情に打ち勝って、次に会う時にもっとパワーアップした武内朋花で皆さんにお会いできるよう頑張ります。




(文章・写真 2022年フランス派遣 武内朋花さん)

 

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