杉戸芽衣さんは2022年EIL高校生交換留学プログラムでエストニアに派遣されています。エストニアの魅力を多くの人に伝えたいと、定期的にレポートを書いてくれています。
第2回目のレポートでは、エストニア語の勉強方法や、ホストファミリーとの生活について書いてくれました。ぜひお楽しみください!
エストニア語の勉強
私は、エストニアの留学が決まってからエストニア語の勉強を始めました。日本では、エストニア語を教えている人はなかなかいなく、どのように勉強したらよいか最初分かりませんでした。一箇所エストニア語の講座をやっているところを見つけて、体験に行ったのですが、途中から参加だったので、まだ手をつけていない私にとってはとても難しかったです。どうしたらいいのか分からず、SNSでエストニアについて発信している方に連絡をとり、エストニア語を教えてもらえないかと頼んでみたところ、私だけの特別レッスンをしてもらえることになり出発するまでオンラインでエストニア語のレッスンをしていました。挨拶やとても簡単な会話を覚えて出発しました。
私は出発前に手のひらサイズのノートによく使いそうなエストニア語をまとめて持ってきました。これは私にとってとてもよかったです。分からなかったらすぐ見られるし、通学時間の暇な時に勉強できるので、皆さんに出発前までに安直を作ることをぜひおすすめしたいです!
エストニアに来てからは、エストニアの受入団体が提供してくれているオンラインのエストニア講座が週に1回あり、その講座を学んでいます。この講座は英語でエストニア語を教えてくれます。宿題が毎回出るのですが、使い方や意味がわからなかったら、ホストファミリーに聞いています。これはホストファミリーとの会話のネタにもなるし、「この言い方も正しいけどネイティブはこう使うのよ」と教えてくれるのでもし非英語圏に留学する方がいれば、試してみてください!私はとても勉強になっています。
エストニアでの風邪
留学生活が2ヶ月が経ち、私はエストニアで風邪をひいてしまいました。こんなにもひどい風邪をひいたのは小学校6年生ぶりだったので、不安でいっぱいでした。そのせいか、風邪をひいて弱っている時、留学に来て初めて私はホームシックになり、日本の母が恋しくなり泣きました。そんな私をホストマザーは優しく抱きしめてくれ、「また日本のママのことが恋しくなったら私のところにおいで、一緒に泣こう。」と言って抱きしめてくれました。そう言われたとき、とても嬉しかったです。私のホストマザーは私の風邪をとても心配してくれて、私が部屋で寝ている時に様子を何度も見に来てくれました。
私のホストファミリーは、風邪の時にチキンヌードルスープを食べるらしく、ホストマザーが私のためにチキンヌードルスープを作ってくれました。風邪をひいている時、水分だけはとれていましたが、食欲がありませんでした。しかし、ホストマザーが作ってくれたチキンヌードルスープだけは食べられて、少しずつ元気になっていきました。ホストマザーには本当に感謝しかないです。風邪の時、精神的な面でも支えられました。
ホストファミリーとの1日トリップ
エストニアには秋休みが一週間あります。秋休みを使いホストファミリーとサーレマー島に行きました。この1日トリップは、前から決まっていましたが、トリップに行く1週間前に風邪をひいてしまい寝込んでしまったので行けるかはギリギリまで分かりませんでした。しかし、体調が良くなってサーレマー島に行くことが出来ました。あいにくの雨でしたが、とても楽しむことが出来ました。
サーレマー島は、エストニア西部沖のバルト海にある島でエストニアの中で最大の島です。ホストファミリーのおうちから約1時間ほど車を走らせて、フェリー乗り場まで行き、フェリーで向かいました。雨のせいかフェリーはすごく揺れていました。雨であったもののサーレマー島は自然が多く、とてもきれいな島でリフレッシュ出来ました。また、風邪をひいていて自分の部屋で寝ていたので、風邪をひいている時はホストファミリーと沢山は会話が出来なかったのですが、このトリップでホストファミリーと移動時間などを使ってたくさんのお話が出来ました。同じ場所でも季節によって景色など全く違うと思うので、また違う季節に行ってみたいと思います。
よく使うフレーズ②
・Kuidas läheb?(お元気ですか?)
―Hästi!(元気です)
・vabandust(ごめんなさい)
・Jah(はい)
Ei(いいえ)
・Ma ei saa aru(分かりません)
Ma ei saanud aru(分かりませんでした)
・Palun rääkige aeglasemalt→大人に(もう少しゆっくり話してください)
Palun rääki aeglasemalt→友達に(もう少しゆっくり話してください)
(文章・写真 2022年エストニア派遣 杉戸芽衣さん)
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