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【海外インターンシップ体験談】N.Uさん(オーストラリア)

更新日:2020年2月18日

オーストラリアSLAPプログラムは、オーストラリアの現地家庭にホームステイしながら、現地の小・中・高校で日本語教師のアシスタントをするプログラムです。参加期間は最短2ヶ月~最長10ヶ月から選べます。

今回は、2019年1月から9月まで3ターム間、このプログラムに参加された、N.Uさんの体験談をご紹介します!

 

(写真1)お世話になった日本語の先生方と短期で来ていた他のアシスタント


参加しようと思ったきっかけ

このプログラムへの参加を決めた主な目的は、自身の英語力の向上のためです。

しかし、語学学校に通うような留学ではなく、現地の人に混じって生活を送りたい、また大学で学んでいる分野とは異なったことを経験してみたいという理由から、言語アシスタントという形を選びました。


準備で大変だったことは何ですか?

VISA申請のために、様々な書類を揃えることや、ブルーカード申請のために無犯罪証明書・証人として警察からのサインをもらうことに時間がかかりました。

また、保険に入るのは出発直前でもいいと思っていたので、そのための資金準備や手続きを後回しにしており、焦って手続きをしないといけませんでした。どの保険に入るのか、事前に調べて早めに準備をしていた方が良いです。


出発までの準備について

学校で着る為のオフィスカジュアルの洋服を何着か用意しました。あとは、普段着と、冬用にはアウターを2枚だけ持ってきました。

オーストラリアは食料品の持ち込み制限が厳しいので、お土産用のお菓子をいくつかしか持ってきていませんが、現地のスーパーでも案外日本の調味料は売っているので日本食を作るのにはあまり困らないと思います。

配属が小学校だったので、折り紙をもっと沢山持って行けば良かったと思いました。また、放課後に自分の時間がたっぷりあるので、英語を勉強できるような教材を持ってきた方が英語力を伸ばすのに役立っただろうと思います。


滞在州名/地域名

私は、オーストラリア、クイーンズランド州の南東部に位置するブリスベンという地域に滞在しました。

ブリスベンは、シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第三の都市で人口は約250万人、街はいつも沢山の観光客で賑わっています。ですが、忙しい雰囲気はなく、自然が豊かでとても過ごしやすいです。また、街ではブリスベンの公共の無料のイベント(ヨガやズンバ等)が多く開かれており、毎日の生活を充実させることができます。

気候は、夏の暑い日は30度前後、冬でも10度以下になることは少なく、年間を通して暖かいのが特徴です。

街からは電車を使ってゴールドコーストや色々な場所へ行くことができるので、日帰りの旅行も楽しめます。


受入先の学校について

期間中、2つの学校に通いました。一つ目は小規模で生徒数約260人の小規模な学校、二つ目は生徒数約700人の中規模な学校でした。

(写真2)学校の正門の前で


学校での主な役割は何でしたか?

フラッシュカードを使って単語の復習、ひらがなの書き順のデモンストレーション、リスニングテストの文章読み、掲示物の作成など




(写真3)学校でJapanese Cultural Dayがあり、茶道のパフォーマンスをしたときの様子


スタート時に苦労したことは何ですか?

どこまでの仕事を自分に任せてもらえるのか分からず、他にも数名の日本人アシスタントが同じ学校にいる時期もあったので、自分が役に立っているのか不安でした。


学校が終わった後の過ごし方について教えてください。

ランニング、夕食(日本食)作り、英語の勉強など


休日の過ごし方について教えてください

ホストファミリーや友達とお出かけ、公立図書館の英語会話クラスやミートアップに参加、日本語補習校のボランティアなど


2ターム以上参加された方はターム間の休暇の過ごし方について教えてください。

3タームの参加だったので、ホリデーは2回ありました。

最初のホリデーは、ホストファミリーと一緒に旅行や親戚のお家に連れて行ってもらいました。2つ目は、自分で計画して近くの町へプチ旅行に行ったり、お家で映画などを見てリラックスしたりしました。


ホストファミリーの構成は?

学校のタームごとに3つの家族にお世話になりました。


1つめ:ホストマザー、男の子と女の子の双子(8歳)

2つめ:ホストマザー、ファザー、女の子2人(3歳と8歳)

3つめ:ホストマザー、ファザー


ホストファミリーとの過ごし方

3家庭ともオーストラリア人の家庭でしたが、全然違うライフスタイルを持っていて、とても新鮮で楽しかったです。

1つめと3つめの家族には、休日によくお出かけに連れて行ってもらいました。2つめの家族では、週に2回、夕ご飯に日本食を作っていました。


ホームステイで良かった点

日本とは違う、オーストラリアの現地の実際の生活を体験することができました。また、ファミリーと仲良くなることができ、ホストファミリー移動後も土日に一緒に出掛けたりするなど、深く繋がりを持てたことが嬉しかったです。また、物価の高いオーストラリアで、食費はとても高いので、お家でご飯を使っていただけることはとてもありがたかったです。


ホームステイで大変だった点

家族の一員として受け入れてもらいましたが、他の方のお家にお世話になるのは、やっぱり気を使うので、不安になることも何度かありました。


SLAPプログラムへの参加は、あなたにどのような価値がありましたか?

3つの家族にお世話になり色々なライフスタイルを見たり、学校の先生方とのお喋りのなかで、多様なの生活・生き方、考え方を学び、柔軟な考え方を得られたことが一番な大きな収穫でした。また、現地の学校で働く中で、日本とは違う教育方法、考え方・ものの取り組み方を見て、違う視点を知ることができました。


参加を考えている人に向けてのアドバイスをお願いします。

語学力だけでなく、何か変わった他の体験をしてみたいという方にオススメします。

普段の生活で、外国人の子供たちと関わることはあまりないと思います。このSLAPプログラムを通して、子供たちも関わり、言うことを聞いてもらえず大変なこともありましたが、相手の立場になって考える必要性を学びました。

大学生活とは、全く違う新鮮な体験をすることができます。

(写真4)最後の日に生徒たちからもらった手紙

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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