【高校生交換留学体験談】S.Y.さん(フランス派遣)
- EIL Japan

- 11月19日
- 読了時間: 5分
2025年夏よりEIL高校生交換留学フランス派遣プログラムに参加していS.Y.さん。今回、ご自身の留学体験を振り返ってレポートを書いてくださいました。
ご自身の初めてのヨーロッパでの経験を通しての気づきや学びを書いてくださいました!ぜひお楽しみください!
フランス留学の始まりからようやく3ヶ月が経ちました。自分自身ヨーロッパへ来るのは初めてだったので最初は毎日が驚きの連続でした。
語学学校
最初の3週間はフランスの北部側にあるサンマロという地域で語学学校に通いました。ここでは基本的な文法の勉強や高校へ行くにあたって知っておいた方が良い用語などの勉強をしました。フランス語は動詞の活用が主語によって変化し、それに加えて物に性別(女性、男性)があるので正しい文法で話すのをとても難しく感じました。午前中は授業を受け、午後は語学学校のメンバー20名ほどで毎日違うアクティビティーに参加しました。歴史博物館に訪れたり、水族館へ行ったり、船に乗って隣の島へ行ったり、たまにはビーチへ行ってビーチバレーなどもしました。一番の思い出はみんなでクレープ作りを体験したことです。穴を開けずに生地を薄く綺麗に伸ばすのがとても難しかったです。形は変でも味はとても美味しく、名物の caramel beurre salé (塩バターキャラメル)を塗って食べました。
サンマロに滞在していた3週間はダブルやトリプルプレースメントが多く、私もドイツから来ていた女の子とルームシェアをしていました。最初はお互い気を使って少し距離がありましたが一緒に新しい生活をしていく中で助け合っていくうちにとても仲が深まりました。放課後のフリータイムでは一緒にショッピングに行ったり、家でも星空を一緒に眺めたり、アイスクリームを食べながらムービーナイトもしました。まるで3週間一緒にお泊りをしているかのような感覚でとても楽しかったです。語学学校は色んな国籍から来ていた子がたくさんいて多くの出会いを与えてくれました。本当に短い間でしたが友達がたくさんできてお別れの時はとても悲しかったです。最後はお互いのノートや母国の国旗にメッセージを書いてお別れをしました。
ホストスクール
サンマロでの3週間を経てようやく本当の高校生活が9月から始まりました。私はフランスの西側に位置するショレという街に滞在しています。ショレは人口が5万6000人ととっても大きな街ではありませんがその分地域愛が強く、道に迷っていたり分からないことがある時は声をかけて尋ねるととても丁寧に説明してくれます。
学校は8時から17時まであり50分の8コマという自分が通っている日本の高校よりも長い時間割で最初は慣れるまで大変でした。学校は選択授業ではなく5教科全てを受ける必要があり、第2言語は英語、第3言語としてドイツ語かスペイン語を学ぶことができます。主要5科目以外には音楽やシアター、アートの授業もあります。
9月26日に学校で開催されていたインターナショナルDAYでは学校にいる10名ほどの留学生がそれぞれ母国のプレゼンテーションを学校全体にしました。日本の文化、食べ物、言葉、などたくさん興味を持ってくれましたが、一番みんなが興味を持ってくれたのは日本の小銭でした。5円玉や50円玉に穴が空いているのがフランスの小銭とは違っていてみんな手に取って興味を示してくれました。英語にはない「いただきます」というご飯を食べる前の挨拶、フランス語では似ているような「 Bonne appétit 」という言葉があり、(直訳すると召し上がれ) 日本語ではいただきますだよーと教えてあげたらみんな手を合わせて写真を撮ってくれました。
当日は地元のテレビ局も来ていてインタビューもしてくれました。
ホストファミリー
私のホストファミリーの構成はマザー、ファザー、シスター3人、犬1匹と猫2匹です。上2人のシスターは大学生で週末しか家にいませんが、一番年下のシスターとは同じ高校に通っていて一番多くの時間を一緒に過ごしています。この前はハロウィンのために一緒にjack-o-lantern作りもしました。とてもアクティブなファミリーでバスケやホッケーのマッチに行ったり、ホストの友達宅へ行ってapéro という小さなディナーパーティーをしたりなど毎日が充実してます。一度家でapéroを開催した時はみんなにお寿司を振る舞うことができました。初めてお寿司を食べたという人もいて、美味しいと言ってくれたので嬉しかったです。
そんな中でも私が一番好きな瞬間は週末の夜にみんなでテレビを囲んで一緒に映画を見ることです!最初はフランス語が早すぎて理解できないこともありましたが、、笑元々は1人っ子だったので大家族の仲間になるのは夢のようで、お姉ちゃんたちと遊びに行ったり一緒にボードゲームやお菓子作りをするなど兄弟のいない自分にとって貴重な経験をたくさんすることができました。
残り7ヶ月長いようであっという間に過ぎてしまうと思うので語学も文化もたくさん吸収して、これからも留学を最大限に楽みます!
(写真、文:2025年度フランス派遣生 S.Y.)
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