【高校生交換留学体験談】C・Kさん(アメリカ派遣)
- EIL Japan
- 6月25日
- 読了時間: 5分
2024年夏よりEIL高校生交換留学アメリカ派遣プログラムに参加していC・Kさん。今回、ご自身の留学体験を振り返ってレポートを書いてくださいました。
滞在先やホストファミリーとの生活、学校生活など多岐にわたって紹介してくれました。ぜひお楽しみください!
こんにちは!2024年アメリカ派遣のC・Kです。僕がこの留学で得た学びと経験をこのレポートを通して少しでも皆さんに伝えられたらいいなと思います。
滞在先
僕の派遣先はコロラド州のAuroa というところで、毎年アメリカ派遣の生徒が事前研修のために訪れる場所でもあります。大きな街ではありませんが大都市であるDenverへのアクセスも良く住みやすいといった印象です。
コロラド州の魅力は何といっても雄大な山々!最初は標高の高さに慣れるのに苦労しましたが、季節ごとに様々な顔を見せるロッキー山脈は非常に美しく、スキーやキャンプといったアクティビティが盛んです。他の州と比べて移民の人口が多く、日本ではあまり体験できないヒスパニックやネイティブアメリカンの食べ物やお祭りなどの文化を沢山楽しむことができました。
ホストファミリー
僕のホストファミリーのHerman一家はホストペアレンツとブラザー2人、お手伝いさんの5人家族です。彼らは英語がまだおぼつかなかった僕を温かく迎え入れてくれました。「自分のペースで大丈夫だよ」、「君の英語は随分上達したね」、と常に励ましの言葉をかけてくれて、そのおかげで自分の英会話に自信を持って恐れずに人に話しかけられるようになりました。毎晩彼らとバスケットボールやラクロスの試合を見ながら談笑した時間は僕の一生の宝物です。
ホストブラザーのAndrew とLoganとは話が合い、毎日一緒にテレビゲームやボードゲームをして遊んでいました。宿題のレポートを手伝ってもらったことや、学校で嫌なことがあると相談にのってくれたことにとても感謝しています。2人は今、僕の1番近い友達で、かけがえのない大切な兄弟です。
ホストペアレンツとお手伝いさんは僕のことを実の息子のように可愛がってくださり、面倒をみてくれました。
毎晩ディナーテーブルでホストマザーが作った料理に舌鼓を打ちながら、アメリカの文化やスポーツ、面白いスラングなど沢山のことを教えてくれました。
また、ハロウィンやクリスマスなどといった季節のイベントを盛大に祝ってくださり、そのひとつひとつが僕にとって異文化を知る心が踊る体験でした。長期休みには隣のワイオミング州に旅行に連れて行って貰い、人生初のスキーを体験しました。
彼らとの暮らしは毎日がとても楽しく、たった10か月間という短い期間でしたが、このファミリーの一員になれたことを幸せに思います。
学校生活
ホスト校は全校生徒が1000人を超え、校舎がとても大きく教室移動がとても大変でした。既にコミュニティが出来上がっていたために学校がスタートした初めの数週間は友達作りに苦戦しましたが、積極的に周囲に話しかけて、所属していたテニス部や、日本語クラスのお手伝いを通じて幅広い交友関係を持つことができました。学校は様々な人種、文化、言語が混在しており、多様性に満ちた社会があり、自分の価値観が変わるような知識や体験を毎日得ることができました。
日本語クラスの生徒たちの間では日本のアニメやゲ―ムといったサブカルチャーが人気で、そういった話でいつも会話が弾みました。日本語のテキストには載っていない若者言葉を教えてあげるととても喜んでくれました。僕はこの学校で自分のために学ぶだけではなく、沢山の人に日本を知ってもらい、親しんでもらえるような貢献が出来たことを嬉しく思います。
そしてアメリカの高校といえば、ホームカミングやプロムといった楽しいイベント達です!皆で正装して会場に向かい、全校生徒が一体となってクレイジーにダンスする様は日本では味わえない熱気と興奮を覚えます。また、僕は最終学年ではないのにも関わらず、特別に卒業式に参加させてもらいました。会場の真ん中で日本の代表として国旗を掲げた瞬間は感無量でした。
授業は当然英語で行なわれるので、最初の数か月は理解するのに苦労しましたが、日々の会話で分からなかった単語やフレーズをリストアップして練習し、授業で不明瞭な点があったら先生に質問することを徹底し、最終的に全てのクラスでA評価をとることができました。
部活がない日の放課後は、家に帰って夕食の準備の手伝いをしたり、ホストブラザー達と遊んだりしていました。友人達とは一緒にテニスをしたり、週末になると映画や買い物をしにショッピングモールに出かけたり、キャンプをしたりして、とても楽しい時間を過ごすことができました。
最後に
留学生活が始まってから辛いことも沢山ありましたが、それを遥かに上回る学びと出会いがあり、人間として大きな成長ができたと思います。コロラドは間違いなく僕の第2の故郷であり、人々、文化、自然、全てのものが大好きです。
この機会に関わってくださった全ての方々に心からの感謝を伝えたいです。
(写真、文:2024年度アメリカ派遣生 C・K)
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