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【高校生交換留学体験談】永山凡穂さん(ドイツ派遣)

 2022年8月よりEIL高校生交換留学ドイツ派遣プログラムに参加している永山凡穂さん。今回、現地事前研修やホストファミリーとの生活、ドイツの学校生活について、レポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 こんにちは!只今、ドイツに留学させていただいている永山凡穂です。私の体験談を通してより多くの人に留学とドイツの魅力を知っていただければ幸いです。


アウグスブルグにて

 8月14日にドイツに到着してから2週間半は、ドイツ南部のアウグスブルグという街で短期のホストファミリーの家にステイし、語学学校に通いました。同じホストファミリーのもとには私を含めて5人がステイしていて毎日一緒に学校に通い会話に花を咲かせました。特に仲が良かったのはチェコからきた15歳の女の子で、毎日放課後には街を2万歩ほど歩き回って一緒に観光しました。彼女とは今でもポストカードを月1で送り合っています。語学学校での仲間とは2週間でお別れでしたが短い間で楽しい思い出をたくさん作れました。

 語学学校が終了してからは3泊4日のオリエンテーションがあり、そこではドイツでのマナーや習慣を学びながら、長期留学をする人々と親睦を深めました。今年はイタリア人とブラジル人の割合が多くそれ以外の国から来た人はあまりいませんでした。そこで学んだことで1番興味深かったのは高速道路に制限速度がない区間が設けられていることです。日本では最高速度が120kmなので、この機会に時速200kmの車に乗ってみたいです。


オリエンテーションで友達と

長期のホストファミリーのもとにて

 オリエンテーションも終了し、電車でドイツ北部のリューベックという街に移動しました。リューベックはハンザ同盟の都市の1つで有名な観光スポットです。移動はもちろん1人で心配でしたが、これからホストファミリーに会えるんだ、と思うと心配よりもわくわくが大きかったです。ホストファミリーと初めて会った時、ドイツ語でろくに喋れずとても情けない思いをしましたが、歓迎の旗を用意してくれていて優しさに包まれました。ホストファミリーはマザー、同い年のシスター、同じ家には住んでいない年上のブラザー、犬1匹です。到着してから1週間後に私の誕生日があり、その日には3種類のケーキが用意され祖父母も遊びに来てとても楽しかったです。

 ホストマザーは趣味が多く、よく一緒に絵を描いたりボードゲームの集まりに行ったりしています。シスターとは日本のアニメやゲームの話で盛り上がりました。普段の生活では犬の散歩に行ったり、週に1回日本食を作ったり、掃除をしたりなどして家事に貢献しています。



学校について

 学校にはホストファミリーのもとに到着してから3日後に通い始めました。幸いシスターと同じ学校だったので一緒に通うことができましたし、最初の授業にはついてきてくれました。そのおかげかクラスにはすんなり馴染むことができて友達も早くに作れました。私が通っている学校では留学生を受け入れるのは私が初めてのようで甲斐甲斐しく世話を焼いてもらっています。先生方もみな優しく私はこの学校が大好きになりました。

 時間割りは基本は8時に1時間目が始まります。1日に3-4教科で、1教科45・90分授業です。曜日や日によっては2時間目からだったり終わるのが早かったりします。最近はコロナにかかる先生や生徒が多く、潰れる授業も多いので楽ができてとても良いです。休み時間は20分でその間に食堂で食べ物を買ったり、次の授業が体育の場合は体育館まで移動したりします。体育館までへの移動は自転車やバスを使って約15分ほどです。私の授業が終わる時間は普段は3時くらいで金曜日は少し早くて12時半です。この学校には部活動がないので3時を過ぎると校舎に残っている生徒や先生はほぼおらず、自転車置き場もがらがらになります。日本では教員の長時間勤務が問題視されていますが、こちらではホワイトが当たり前です。



秋休みとコロナについて

 10月に2週間の秋休みがありました。日本と違って宿題も2つしか出されず、初日から心置きなく3日連続で遊園地に行くことができました。その後は庭の草木の手入れをしたり、アザラシ水族館に行ったり、リューベックの街で観光と買い物をしたりして過ごしました。休みの後半になるとマザーが仕事に戻ってしまったのでシスターと話し合って家事のシフト表を作り、2人で家事を分担して行いました。心にゆとりができた素晴らしい休みでした。

 しかし休みが明けてからすぐ、マザーがコロナにかかり、私も鼻水や痰が出るようになりコロナの検査をしたら案の定、陽性でした。その次の週には、現地受け入れ団体が主催する文化学習会という他の留学生にまた会える催しが控えていて、電車のチケットも取り、荷造りまでして楽しみにしていたのにコロナで全てが無に帰しました。日本から出てマスクとは別れを告げたのに、家の中でまたマスク生活が始まり非常に残念でした。



ホストチェンジについて

 最近ホストシスターとの関係がうまくいっておらず、1日に1回話すか話さないかくらいの会話の頻度です。彼女は昼食が終わるとすぐに自分の部屋に閉じこもってしまったり、夜には友達とジムにいったりしてなかなか生活のリズムが合いません。彼女も私も最近はわだかまりがあり、それに挟まれていたマザーも苦しい思いをしていました。そして最近ローカルコーディネーターと話し合った結果、もともと今のファミリーには2月までの受け入れと決まっていたのですが、少し早めて移動することになりました。私はこの家族が大好きですし移動したくないのでとても残念ですが、性格が合わないのは仕方がないことなので素直に受け入れようと思います。



最後に

 言語や人間関係の問題は、まだまだたくさんありますが、とりあえずは自分が楽しめて後悔しないような留学を目指していきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。




(文章・写真 2022年ドイツ派遣 永山凡穂さん)

 

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