【高校生交換留学体験談】小久保利巧さん(ドイツ派遣)現地レポート2

 小久保利巧さんは2021年8月からEIL高校生交換留学プログラムでドイツに派遣されています。今回、ドイツでの留学生活の様子を第2回のレポートとして書いてくれました。学校外での活動のことや、デモへ参加した際の様子など、ドイツでの驚きや学び満載のレポートをぜひお楽しみください!

 

 冬の間オミクロン株の影響で厳しいコロナのルールが続いていたドイツですが、4月からほとんどのコロナルールが解除されました。また、ウクライナ・ロシア問題で、ドイツでは物価が上がり始めていて、先日の値上げ前には、たくさんの人が大量に買い溜めをしたせいで、どのスーパーマーケットにも小麦粉や麺類が一切無くなっていました。

 そんな最近を過ごしていますが、今回は留学後半のドイツ生活についてレポートを書きました!



ドイツでの学校以外の活動

 ドイツの学校には日本のような部活動がないので、放課後は各々が町のクラブチームなどでサッカーやテニスをしたり、ピアノやギターを習ったりしています。また、ドイツの学校は日本の高校に比べて比較的早く終わることが多く、13時ごろに終わることも多いので日本よりも放課後の時間がたっぷりあります。

 留学前半は学校以外に何も活動をしておらず、毎日学校に行って家に帰るという日々を過ごしていました。最初こそ学校に行って帰ってくるだけで精一杯でしたが、次第に学校にも慣れてきて、何か始めてみようと考えてはいたものの行動に移せておらず、自分の中で何もしないでいることに対して『本当にこのままでいいのか?』と心の中がもやもやした気持ちを抱えながら毎日を過ごすようになりました。この時、何もできていない自分にもどかしさを感じて、常に精神的にネガティブな状態が続いていました。そこで、まず日本でも習っていた乗馬をドイツでもやりたいと思い、自分の住んでいる近くでできるところを見つけて、週に1回のレッスンに通い始めました。そして、もっとドイツ語を話せるようになりたかったので、学校終わりでも通える、夜にある語学学校の講座を探して、1月の中旬から通うことを決め、週に3回18時から21時の約3時間のコースを2ヶ月半通いました。また4月から始まる一つ上のコースも続けることにしました。講座に通うようになったことで、学校とは別の新たなコミュニティーと関わる機会が増えて、自分と同じようにドイツ語を勉強中の色々な国の人と出会うことが出来ました。



 また、留学期間中に全くやったことのない新しいことを“ドイツ語で“一から学んでみたいとずっと思っていました。僕のホストマザーが教会のオルガン奏者や学校の音楽の先生をしていて、家にグランドピアノがあったりと、音楽がとっても身近な存在なので、自分も何か楽器を弾けるようになりたいなと思い、ずっとやってみたかったギターを習うことにしました。ドイツ語で習うことに時々難しさを感じることもありますが、楽しむことを大切に、頑張って練習をしています。クリスマスくらいまで何も予定がなかったのが、今では平日毎日何かしらの予定があるようになりました。毎日すごく充実していて最近は1週間が過ぎるのが本当に一瞬に感じます。1日がすごく忙しい時もあり疲れ切ってしまうこともしばしばありますが、それ以上に毎日を楽しむことが出来ているので今の生活の充実度は120%です。

 日本にいた時には感じたことのない、“暇であることの辛さ“をドイツで味わってから、毎日を充実させることができるかどうかは全て自分次第だということを学びました。留学前は受け身でいることが多く新しいことにチャレンジするのを躊躇うことも多かったですが、まずは色々と考える前に飛び込んでみる、行動してみることが大切だと気づくことができ、一回り自分自身が成長できたのではないかと思っています。


初めてデモに参加!

 3月25日に、Fridays for Future という気候変動に対するデモにホストシスターと参加しました。この日は、学校を途中で抜けてデモに参加してもいいことになっていて、これには、今学校で勉強するよりも未来の地球を守っていくことの方が大切だという意味があるそうです。このデモの大半は中学生から大学生くらいの若い人が気候変動について訴えるために集まっていましたが、中には年配の人が老後の保証について訴えていたり、LGBTに対することを訴えている人がいたり、ウクライナ侵攻に対して訴えているとがいたりと、さまざまでした。このデモには僕の住んでいる都市だけの合計で700人以上が集まり、街を行進しました。このデモは、数年前に話題になったグレタ・トゥンベリさんが呼びかけたもので、ドイツだけでなく世界各国で行われるデモです。日本にいたときは、Fridays for Futureのデモを見たことが無かったし、こんなにも気候変動のことについて情熱を持っている人が僕の周りにはいなかったので、今回のデモに自分と同年代の人がこんなにも参加しているということに本当に驚かされました。また、日本ではデモをするということは少し過激で、ネガティブな印象があるように僕は感じていましたが、ドイツではデモがものすごく頻繁に行われていて、デモが一つのドイツ文化であるようにも感じました。

 このデモだけでなく、ドイツ人は一人一人が政治や気候変動のような問題に個人がしっかりと意見を持っている人が多く、夏に行われた選挙の時には、まだ参政権がないのにも関わらず学校の友達が、どの党を支持しているのかと友達同士で熱くディスカッションをしていたときは本当におどろきました。



最後に

 ドイツ生活も3ヶ月が過ぎ、段々と言葉にも慣れてきたので色々なことにチャレンジをして充実した留学生活が送れるように今後も頑張りたいと思います。



(文章・写真 2021年ドイツ派遣小久保利巧さん)

 

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