2017年夏からEIL高校生交換留学メキシコ派遣プログラムに参加していたA・Nさん。
帰国直後に書いたレポートを共有してくれました。メキシコでの約1年間の貴重な体験を通して得たことなど書いてくれました。ぜひお楽しみください!
私は常に積極的にイエスマンでいると決めていた為、様々な経験をする事ができました。陽気で人見知りのないこの性格はメキシコ人に近く、現地の人と間違えられるくらいで、メキシカンジョークも言える様になり、心の底からメキシコ人になってしまいました。
メキシコは日本への関心が高く、他校生や近所の子供達、おじさんおばさんまで、沢山の人と知り合えました。ファミリーは本当の家族のようで、コーディネータは私を我が子のように褒めたり、叱ったり、旅行に連れて行ってくれたりと第二の母のようでした。学校はとても優秀な私立校で、ついて行こうと必死で寝る時間も削られる程でした。自分の中での最大限の努力が認められず、悪い成績をつけられ悲しかった事もありました。でも、今どん底だからこそ後に成長が見られるだろうと前向きに考えていたので、毎日泣いて落ち込む事はなく、明るくポジティブなキラキラ留学生でいれたと思います。また、応援してくれる家族や友達が日本で待っている事を考えたり、OGの手紙やEILが送ってくれた友人のメッセージを読んだり、他の留学生も様々な試練にぶつかって異国の地で頑張っていると思うと、大きな支えになりました。厳しい状況を乗り越えたからこそ、今では驚かれるほど語学力も伸びたし、この学校で学べて良かったです。留学生として何が出来るか考え、日本とメキシコについて街頭アンケートを実施し、メキシコ大地震では支援物資援助を行い、「外国で琉球舞踊を披露する」という小さい頃からの夢も叶える事ができました。
琉球という1つの国として栄えた沖縄は、日本とは少し違う独特な文化、魅力的な海、多くの伝統を持つ誇り高い島です。オリンピックが近づき日本への観光客が増える今、もっと観光面に力を入れて発信力が必要だと思いました。
この1年を通しさらに明るく社交的に、そして忍耐力や自信がついたし、他人との違いを受け入れる事も上手になったと思います。また、street childrenを目の当たりにし、教育の大切さも強く感じました。親や周りの人の大切さに気付き感謝の気持ちが増したので、家族の一員としてもっと協力したいです。大人になる一歩前に、高校生という多感で刺激を受けやすい時期に、親元を離れ文化の違いを超えて生活し、沖縄や日本、自分自身を見直す良い機会となり、凄く成長できました。何より、私自身をさらに大好きになりました。私は今後、沖縄では留学への厚いサポートがある事、このEILの高校生交換留学という制度がある事、この素晴らしさを広めていきたいです。
メキシコはいわば私の第二の故郷です。世界のうちなーんちゅ大会では中南米から多くの日系人が来るのでスペイン語を活かせるでしょう。これからも、この留学を無駄にしないよう、留学で得たスペイン語を忘れないようこのようなイベントや2020年の東京オリンピックなどで少しでも力になれるよう自分に出来る事を精一杯行いたいです。
(写真、文:2017年メキシコ派遣生 A・N)
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