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【高校生交換留学体験談】仲吉莉央さん(イギリス・アイルランド派遣)

更新日:2023年6月27日

 2022年8月よりEIL高校生交換留学イギリス・アイルランド派遣プログラムに参加している仲吉莉央さん。今回は、4ヵ月のイギリス留学を終え、交換留学生の役割や自らの成長について振り返りレポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

 2022年イギリス・アイルランド派遣の仲吉莉央です。この度4ヶ月間のスコットランドでの生活を終えたということで、現地での生活を紹介したいと思います。



生活を通して感じたスコットランド

 私が滞在した地域は、イギリスの中でもロンドンなどが位置するイングランドではなく、北にあるスコットランドの首都、エディンバラでした。歴史的な美しい建造物が多く、世界遺産にも登録されている街です。ステイ先はほとんど市の中心部にあり、日々歴史を感じることのできる美しい体験でした。また、私が一番気に入ったスコットランドの文化は、音楽です。日本でも有名な「蛍の光」はスコットランド民謡で、年越しにはHogmanayという世界最大とも言われる祝祭の花火とともに蛍の光を流しながら新年を迎えました。エディンバラは観光地でもあり、街では毎日キルト衣装のバグパイプ奏者がスコットランド楽特有の音色で街を彩っており、歩いているだけで気分が華やかになるような素敵な街でした。街はオールドタウンとニュータウンに分かれており、その間にはシンボルでもあるエディンバラ城が建っています。ハリーポッター作品に登場するホグワーツ城のモデルともなったエディンバラ城からは街を一望することができ、日本とは異なる美しい文化を知ることができました。他にも、誰でも無料で入館できる博物館や、ボタニカルガーデンなどもあり、たくさんの充実した施設がありました。

 また、22歳以下の学生はスコットランド内のバスが高速バス含め全て無料、教科書や授業で使うipadも政府から支給され、さらにスコットランド内の城見学も無料と子どもたちに向けた社会制度も整っているなと感じました。私もバスを利用して友達やホストファミリーとさまざまな場所を訪れ、エディンバラ以外にもスコットランドの良さを知ることができました。


 

学習面での成長

 スコットランドに来て、まず日本との違いを大きく感じたのは、第一に教育制度です。私が通っていた学校は、日本で言う中高一貫の、6年制の学校でした。生徒はそれぞれ4種類のハウスに所属しており、スポーツの試合などではハウスごとに点数を競いあったり、ハウスの中での優秀生徒が表彰されたりと、学校のモチベーションや仲間意識も学年関係なく生徒内で高めあうことができました。また、生徒はたくさんの選択肢の中から自分の興味に合わせた教科とレベルを選ぶことができます。教科の種類も豊富で、ジュエリーデザインや英語が第1言語ではない人に向けた英語の授業、体育とはまた異なるフィットネスクラスやコンピューターサイエンスなど、聞いたことのないような教科も多くありました。また、水曜日の6コマ目は交換留学生のみで構成されるクラスがあり、そこではスコットランドの文化や歴史について、ショートブレッドなどのスコットランドのお菓子を食べながら楽しく学ぶことができました。月曜日から木曜日は6コマ、金曜日は午前中だけの3コマというのがスコットランドでの学校生活でした。私が選択していたのは、体育、音楽、歴史、社会学の四教科で、全ての教科でハイレベルに挑戦しました。音楽ではスコットランド民謡で使われる楽器を学んだり、自分の好きな楽器に自由に触れる機会が設けられ、そこでもまた楽しく文化を学ぶことができました。歴史ではヨーロッパの歴史とスコットランド、イギリスの歴史を同時進行で学び、最初は教科書を理解することすらも難しく焦りもありましたが、休み時間に先生に話をしに行き日本のことを教える代わりにスコットランドのことや授業内容をおさらいしていただいたりして、12月に行われた模試では苦手だった歴史のエッセイで8割を取ったり課題で満点評価を頂いたりと、自分自身でも成長を感じました。社会学は自分の中でも最も面白いと感じた教科で、社会を科学的に研究すると言う授業でした。たくさんの発見があり、世界規模での社会に対する見方や考え方を学ぶことができました。体育の授業ではラグビーと水泳が行われました。どちらもハウス代表として試合に出場させていただくことができ、ラグビーではチーム優勝、水泳では個人種目全種目での優勝、ハウスとしては2位と、とても良い結果を残すことができてとても楽しかったです。

 最終日には全教科で優秀評価、エクセレント評価を成績としていただくことができ、努力の大切さにも気づきました。



交換留学生として

 留学をする上で私が常に頭に置いているのは、自分のためだけでなく交換留学生として相手国のために貢献する、ということです。語学留学ではなく交換留学生として、役割を果たすために何ができるのか考えた時に私が思いついたことが、日本社会クラブの復興活動でした。コロナが流行る前に日本について学ぶ機会を作っていたことがあったとの話を校長先生から伺い、日本の文化が好きで日本にも訪れたことがあるという社会科の先生に復興を提案するために話しかけに行ったところ、9月から12月の期間で13歳から14歳の日本に興味がある生徒に向けて、日本の文化や習慣を折り紙や書道体験などのさまざまなアクティビティを通して教え、活動の復興を実現することができました。この活動は学校以外にも伝わり、日本大使館の方や、日本について学んでいる現地の大学生、さらに日本食レストランのオーナーさんなどにも協力していただくことにも成功し、学校の新聞記事にも掲載されました。自分のためにもなった上に、自分の国のことについて興味を持ってくれる人が増えたことが何よりも嬉しく、交換留学生としてスコットランドに来ることができて良かったなと感じています。またその活動を通して親しくなった日本食レストランのオーナーの方から、ボランティアとして仕事の体験をしないかという依頼を受け、12月の毎週末にはシティセンターで開いているフードシャックでの接客やレジをお手伝いし、そこでもまたたくさんの方々に日本のことを共有したりと、日本では体験できないような貴重な機会もいただいて、感謝でいっぱいです。

 


最後に

 これからはアイルランドという新しい環境で過ごすことになりますが、スコットランドでの多くの学びを活かし、最後まで悔いのない留学生活にしていきたいと思っています。また、スコットランドでの経験に続き、周りへの感謝の気持ちとともに、この留学が自分のためとしてだけではなく、相手国のためでもあることをしっかりと心に刻んでいこうと思います。




(文章・写真 2022年イギリス・アイルランド派遣 仲吉莉央さん)

 

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