【高校生交換留学体験談】2020熊本奨学生レポート 最終回

EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「未来創造基金 アップルシード奨学金」

今年度の奨学生である酒井さくらさん。今年度のEIL高校生交換留学プログラムは中止となりましたが、酒井さんが高校3年生であり、今年が高校留学のラストチャンスであることを踏まえ、本奨学金主催のくまもと未来創造基金、ご本人および保護者と相談の上、交換留学に参加されました。


ついに酒井さんは留学を終了し、帰国の途につきました。酒井さんの最終回のレポートをお楽しみください!

 5月14日、2本目のコロナワクチンを接種しました。2本目接種後は副反応が出やすいと聞いていたので、打つ前は結構緊張しました。接種した日の夕方から、腕がとても痛くなり、少しだるさを感じ始めました。夜は頭痛でなかなか眠れませんでした。翌日熱を測ると、37.8度の熱が出て、頭痛や疲労感、全身の関節痛でインフルエンザの時みたいな感じになり、1日とてもきつかったです。接種会場はモールの一部が改装されて接種会場となっています。2回とも平日だったのにも関わらず、沢山の人が打ちに来ていました。私はワクチン接種済みなので、アメリカでは外出する時、マスクを着用する必要はなくなりました。まだ少し不安ですが、やっとマスクから解放された~と感じています。



 私のお気に入りのコーヒーショップは、Copper Mountain Coffee (CMC)です。CMCはモンタナ州にしかありませんが、モンタナ州内には沢山あり、とても人気があります。中でも私のお気に入りはフルーツフレーバーのジュースにホイップクリームがのっているドリンクです。このフレーバーは約10種類あります。ホストマザーが以前教えてくれたのですが、モンタナ州には他の州に比べて、小さなコーヒーショップが沢山あるそうです。またモンタナに来ない限りCMCは飲めないと思うととても悲しいです。個人的には日本進出してもいいくらい美味しいと思っています。 




 5月末から6月初めにかけて、沢山の卒業イベントがありました。友達から卒業アナウンスメント兼卒業パーティーの招待カードを貰い、友達の卒業パーティーに行ってきました。卒業式直後にパーティーを行った子もいれば、卒業式1週間前や前日、翌日に行った子もいます。日本とは違い、アメリカの卒業生は “graduation announcement” といって自分の写真を載せたカードを配り卒業報告をします。日本ではそういったことはしないので、興味深い慣習だなと感じました。

 食べたり、友達と話したり、外でゲームをして遊んだりして、楽しい時間を過ごせました。友達の1人には、地元のバンドを呼んだり、大きな滑り台バルーンがあったりしたそうですが、その子の家には残念ながら時間がなくて、行けませんでした・・・。



 卒業式の数日前には卒業生全員で小学校に行き、校舎内を歩きました。高校卒業はとても大きな行事なので、そのことを知ってもらうために毎年するそうです。私の学年は Class of 2021 (2021年に高校卒業という意味)ですが、一部の小学生は Class of 2033 のサインを持っていて、友達と歩きながらとても驚いたのを覚えています。アメリカは幼稚園から高校卒業までが義務教育なので、多くの生徒が12年間同じ学校に通い、長い子では幼稚園前の保育園から一緒の子もいます。12年間同じメンバーで学校に通い続けるなんて日本ではレアすぎますが、アメリカでは至って普通です。とても面白い違いだなと思います。それにも関わらず、日本からいきなり来た私をグループに入れてくれ、高校最後の年に、仲良くしてくれたアメリカの友達には感謝しかないです。

 

 また、私は留学生なのにも関わらず、一緒に卒業式にも参加出来ました。実際に卒業できたわけではありませんが、名前も呼ばれ、卒業証書もステージで受け取りました。日本とは全然違うアメリカ独特の卒業式を経験させてくれたホストスクール、校長先生には感謝の気持ちでいっぱいです。




 卒業式後は友達の卒業パーティーに行きました。また、夜には all night senior party といって、学校主催の卒業パーティーもありました。21:30にバスで学校を出発し、隣町(ミズーラ)にあるcity life center という施設に行きました。

 Reballやバルーン遊具、カラオケ、ビリヤード、卓球などがあり、また、食べ物や飲み物も豊富にありました。朝の2:00くらいまで滞在し、学校に2:15に戻ると、そこから抽選会が始まりました。くじで名前が呼ばれた順に商品を選べます。テレビや冷蔵庫、ボート、釣り道具、雑貨、商品券まで様々ありました。私は4番目に呼ばれて、沢山商品は残っていましたが、日本に持って帰るには大変な物ばかりだったので、現金150ドルとWendy’sの無料券を貰いました。ドーナツやスイーツ、果物、ジュースなど沢山の朝食も用意してありました。3時過ぎに学校を出て、そこから友達の家に泊まり、お昼から別の友達のパーティーに行きました。

 卒業式が行われた日はアメリカに来て一番充実していて楽しかった日だと感じています


 卒業式2日後には卒業旅行(senior trip)がありました。まず Triple Play というアミューズメントパークに行きました。その後、Coeur d’Alene という湖に行き、ボートに乗りました。15:00から17:00までの2時間のクルーズで、その日は30度まで気温が上がったので、とても日差しが強く暑かったけど、眺めはとても良く綺麗でした。

 卒業式や卒業パーティー、卒業旅行という留学生活の最終盤で新しい友達も作ることができ、とても良い思い出になりました。



 6月7日月曜日、私とローカルコーディネーター、SarahはMissoula international airportの管制塔内を特別に見学をさせてもらいました。小さな空港なので、私たちが見学した時間帯は、一人しか管制官はいませんでした。多い時でも2人だそうです。私が会った管制官Keithは、沖縄で2年間働いたこともあり、約40年間管制官をしているそうです。着陸は見ることはできなかったですが、5、6機の離陸を管制塔から見られたり、実際にパイロットと通信しているところを見られたりし、本当に貴重な経験をできました。



 アメリカを出発する2日前、私は友達と友達のお父さんと一緒に念願のイエローストーン国立公園に行きました。片道4時間のドライブでした。

 イエローストーン国立公園はアイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にまたがっていて、1872年に世界初の国立公園に指定されました。また、世界自然遺産にも登録されています。ワイオミング州北西部を中心として8,980㎢にわたります。イエローストーン国立公園には様々な間欠泉や温泉、地熱による観光スポットが散在していることで有名ですが、オオカミやバッファロー、エルク、クマなどの多くの野生の動物も見ることができます。

 日帰りだったのにも関わらず、ほとんどの有名スポットを回ることができました。また、想像以上に沢山の観光客で溢れていました。ずっと行ってみたかったので、最後に行くことができて、本当に嬉しかったです。





 6月13日、ついにアメリカを出国しました。長いようで短い9ヶ月間でした。コロナの影響で通常通りいかないこともありましたが、このパンデミックの中でアメリカに留学できたことをとても嬉しく思っています。この留学で得た貴重な経験を将来に生かすためにもまずは大学受験を乗り切って、大学でもまた更に学びを深めようと思います。この度は、くまもと未来創造基金 Appleseed奨学金から留学のための奨学金を頂いたこと、本当にありがとうございました。


 早くコロナが終息し、空港もコロナ前のように賑わい、以前のように海外に行ける日が早く戻って来ることを願っています。もし大学でまた留学するならその時はコロナの心配もなく行けたら嬉しいです。


(写真、文:2020年度アメリカ派遣生 酒井 さくらさん)

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