高校生交換留学プログラムの説明会を開くと、「親から留学は大学生になってからにしなさいと言われた」とか「高校留学と大学留学の違いがわからない」などといった声が聞かれることがあります。
でも、高校生交換留学と大学生で行く留学は実は全く異なります。その具体的な違いとは一体なんなのでしょうか。
このシリーズでは、高校時代に交換留学を体験し、その後大学留学(1年留学/4年留学)も体験したOB/OGの言葉から、高校留学と大学留学の違いについて紐解いていきます。
第4回は、2016年にEIL高校生交換留学プログラムでアメリカに留学した、藤田ひなさん(神奈川県出身)です。
Q1. 高校から現在までの経歴を教えてください
2016年、高校2年生の時にアメリカのテキサス州に交換留学。留学から帰国後、高校3年生に復学。2018年に国立台湾師範大学に進学。
Q2. 高校留学をしようと思ったきっかけは?
親の影響もあり幼い頃から洋画を観るのが好きで、映画を通して見たアメリカの文化(学校生活、日本とは異なる街並みなど)に憧れや興味を抱いていたのと、スポンジボブというアメリカのキャラクターが大好きだったということもあり発祥の地であるアメリカに行ってみたいという思いや、実際に自分でアメリカの高校生活を体験してみたいと思いがあり、留学に行ってみたいと思うようになりました。
Q3. 大学でもう一度留学しようと思った理由といつ決めましたか?
実はアメリカ交換留学後は日本の大学に進学しようと思っていたのですが、いざ日本に帰国し進路について考えた時にやはり他の国の文化を知りたい、体験したいと思うようになり、高校3年の夏に台湾の大学に進学しようと決めました。
Q4. 大学の留学先を決めた理由は?
高校でアメリカに留学したので、大学は他の国の文化、言語について学びたいと思っていました。アメリカ留学時代に台湾人の友達がいて、台湾の文化について色々教えてくれ、興味を持っていたのと、親日国家だということもあり台湾に留学しようと決めました。
高校留学を通して将来国際スポーツに関わる仕事に就きたいと考えるようになり、大学ではスポーツビジネスについて学びたかったので、台湾国内でスポーツビジネスが学べる大学を探したところ、国立台湾師範大学の体育学部のスポーツビジネス学科が台湾国内で優秀だということ、台北にあり、立地も良いということで国立台湾師範大学への進学を決めました。
Q5. 高校留学と大学留学の違いは何だと思いますか?
私が思う高校留学と大学留学の違いは、高校留学は文化体験が主なのに対し、大学は学業が主なところだと思います。もちろん高校留学でも勉学は疎かにできませんが、休日はホストファミリーと地域の行事に参加したり、地域のコミュニティにより近く文化体験できるのは高校留学ならではないかと思います。
大学では授業が無い時間はアルバイトをしたり、サークル活動に参加したり高校留学と比べると自由度は高いですが、大学で学ぶ事の専門性も高くなり、高校留学時に比べ勉強量は多いと思います。
Q6. 高校生の間に留学するメリットは何だと思いますか?
高校の間に留学するメリットの一つは高校時代に留学する事で精神的に成長出来る事だと思います。高校時代に親元を離れて、異なる言語の国で生活する中でたくさんの困難に遭遇します、しかし困難を乗り越える中で、積極性や、問題解決能力など本当にたくさんのことを学ぶことが出来ます。
また留学を通して第二の家族(ホストファミリー)や様々な国の友達ができたり、高校留学を通して得られるものは本当にたくさんあります。私にとっても高校留学で得た経験はかけがえの無いものとなっています。
次回は、フランスへの交換留学に参加した後、日本の大学在学中に中国へ1年間留学したOGの体験談を予定しています。お楽しみに!
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